毎日ヶ原新聞

日本全国、時々中国、たまにもっと遠くへ、忘れちゃもったいないから、旅の記録。

1月の緊急帰省レポ(その1;急に帰ることに)

https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/m/mainichigaharu/20190818/20190818235038.jpg ▲北京にも米国系航空会社が続々乗り入れるようになりましたね。たいしたもんだ。

 2011年1月24日(月)、緊急帰国。

 今日から新しい旅レポをお届けします。

 年末年始に帰省し、1月6日に北京へ戻ったばかりなのに、1月23日に実家から連絡があって急遽再び帰省しなければならなくなりました。どたばたと支度をし、しかし中国のお正月(旧正月春節)が近づいていることもあって満席便が多くチケットがうまい具合に取れません。ようやく取れたのが24日の17:40北京発の羽田行き中国国際航空CA183便、しかもビジネスクラスです。でもやむを得ません。これに乗って帰ります。

 日本へ帰るのも出張へ行くのもほとんどが朝便なので、夕方になってから北京空港へ来るというのはかなり新鮮です。いつもとは違う方向に太陽があり、しかも夕暮れ色に染まりつつあります。
 
 巨大な北京首都空港に発着する国際線の数も中国の急激な発展にともなって格段に増え、米国系の航空会社も数多く見受けられるようになりました。この日はユナイテッド航空が並んでいましたが、片方は上半分がホワイトで下半分がブルーという新塗装で、もう片方はグレーが基調の旧塗装でした。この旧塗装機、まだいたんですね。北京を午後発つUA便は16:10発のシカゴ行きUA850便や18:25発のボストン経由ワシントン行きのUA898便がありますが、この2機はどこへ飛んで行くのかな~。

https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/m/mainichigaharu/20190818/20190818235033.jpg UAの新塗装のB777

https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/m/mainichigaharu/20190818/20190818235044.jpg これもB777かな。旧塗装。

 北京~羽田便は2009年10月に就航し、JLとNHがそれぞれ1便ずつ、CAが2便の1日計4便が飛んでいます。北京発は朝1便と午後3便でバランスが悪く必ずしも使いやすいスケジュールとは言い難い面もありますが、羽田と国内線で結ばれている地方に用がある人にとっては、成田-羽田のように移動することなく、短い時間で国内線と乗り継ぐことができるので、この点は非常に便利です。羽田空港の新国際線ターミナルがオープンしてからは羽田出発到着時の混雑も緩和され、使い道十分です。かくいう僕も帰省先は青森ですから、重宝してます。

https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/m/mainichigaharu/20190818/20190818235050.jpg CA183便は沖止めだった。

 さて、この日のCA183便は沖止めで、第3ターミナルのバスゲートからバスに乗っての搭乗です。

 CAの羽田便は2便とも就航以来機材にはA321が充てられています。機材の小型化が進む日中線の中にあっては、Cクラス12席、Yクラス173席の計185席は席数が多い方に入るでしょう。

 1日2便あるCAの羽田便のうち、このCA183便は北京から日本各地へ飛ぶ便の中では出発時間が最も遅く、いわば最終便なので、利用率は高いのではないかと思っていたのですが、今回の東日本大震災による旅客減少を受けて、このCA183便と折り返しの羽田朝発のCA184便が長期運休となっています。

 バスを降りて、タラップを上って搭乗します。もうすぐ2月とは言えまだ日は短く、夕焼けも早や夜色に変わりつつあります。気温も下がってきて、冷気がきりりと頬を刺します。冬の夕暮れの北京空港であります。

https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/m/mainichigaharu/20190818/20190818235059.jpg ▲タラップの上から眺めるCAのA321。向こうの夕焼けもすぐに闇の中へ。