2011年お正月はニッポンで(その55;最終回)
▲16:40頃ソウル上空を通過した頃、最後の夕焼けがCA926便のエンジンを橙に染めた。
2011年1月6日、厳寒の北京。
年末年始の休暇を終えて北京へ戻った日の様子はすでに1月6日当日のコチラの記事でご紹介していまして、この記事も写真がだぶってしまいますが、詳報ということでお許しくださいませ。
というわけで、成田15:15発の中国国際航空CA926便は順調に冬空に舞い上がり、西へと飛行を続けています。雲が多く地上の景色はあまりよく見えませんが、南アルプスあたりでしょうか、雪をかぶった険しい山並みが見えています。
南アルプス上空か。
そのせいもあってか、半端な時間帯を飛ぶフライトいうこともあり、水平飛行に移ってもすぐには機内食には移りません。ドリンクとおつまみでしばらくまったりと過ごします。
「冬のメニュー」を新聞紙超かと思われる巨大メニューに書かれているとおりにご紹介してまいりましょう。
前菜でございます。
主菜のチョイスは「牛ほほ肉の柔らか煮 朴葉味噌餡添え、和風焼きうどん」か「メヌケと帆立貝の蒸し煮 クンパオソース」の2種類からで、これに「ブレッド各種、バター」です。「パン」と書いていないところがなんというか、どうしてなんだろうと思ってしまいます。以上にデザートとコーヒーが続くのですが、主菜のほうは僕は今回はビーフをチョイスしました。あとから考えるとシーフードのほうがよかったような気も……(^_^ゝ
主菜がやってきました。
牛ほほ肉の柔らか煮。
冬の日が暮れるのはまことに早く、午後6時にもなっていないのにもはや真っ暗。窓の外の暗闇の中に町の明かりが見えてきました。あれはきっと大連です。遼東半島の先端にある大連市の明かりは海岸を縁取るように広がっています。
大連が見えれば北京はもうすぐ。天津上空にさしかかるとやがて高度が下がり始めます。いよいよファイナルアプローチになれば、左側の窓からは北京市中心部の明かりが見えていることでしょう。
B777-200で飛んだCA926便は、すっかり闇の中に包まれた北京空港のRWY01に無事着陸しました。雪がまったくないので一見寒くないように見えますが、外は身を刺すような冷え込みです。これにて年末年始の休暇はおしまい。翌日からはまた仕事が始まります。僕にとっての御用始めです。
大連の明かりがほのかに。