2011年お正月はニッポンで(その3;富士山)
▲御前崎沖から見えた富士山をアップでとらえてみましたー。
2010年12月23日、太平洋上へ。
北京発羽田行きCA181便は順調に飛行を続け、うとうとしている間に舞鶴上空あたりから斜めに本州を横切って太平洋上に抜け、はっと目が覚めて窓の外を見たら、もう御前崎が見えていました。いつも上空からセントレアを眺めるのが僕は実は好きでして、こんなにいい天気ならセントレアもさぞやくっきり見えるだろうと期待していたのですが、うかつにも居眠りしてしまって見逃しました。
右側突端が御前崎。
天竜川の河口から御前崎へ続く海岸線の描くカーブはなかなか美しいですね。御前崎は、高校の地学の時間にNHKラジオの気象通報を聞いて天気図を描くという実習をやったときに必ず出てくる地名で、台風情報でも常連の場所として僕の頭にインプットされていましたが、実際に行ったことがあるのはわずか1回。大学時代の同級生で静岡市内に実家があるヤツがいて、遊びに行ったら車で連れていってくれたのを覚えています。
御前崎がくっきり。
そして驚いたことには、ここからも富士山がくっきりと見えたこと。いや、地理的地形的に、見えるのは当たり前なのかもしれませんが、僕にとってはこの位置からこんなにくっきり富士山が見えたことがある記憶がないので、ものすごく新鮮に感じました。だって、あの東西にむちゃくちゃ長い静岡県の西の端っこから東の端っこの富士山が見えたんですよ。なんかうれしいじゃありませんか(^^)。
うっすら伊豆半島も見えてます。
富士山がしっかり見えた。
この日の日本は強風の荒れ模様になるというのは前日のネットのニュースで知っていて、飛行機ちゃんと飛ぶかしらと少し心配だったのですが、飛行機はちゃんと飛んでいるものの、確かに風は強いらしく、眼下の海面には白い波頭が無数に立っています。
強風で白い波頭が無数に。
そんな波頭を眺めながら太平洋上を東へしばらく飛ぶと次に近づいてきたのは伊豆半島です。今度は伊豆半島の先端側から富士山を眺めることになりますが、この角度からも富士山はやはりくっきりと見え、山頂、山腹を覆った純白の雪が神々しいほどです。
視線を富士山から手前に向ければ、伊豆半島の全貌が視界に入ってきます。その南端はもちろん石廊崎。こちらも気象通報、台風情報でおなじみの地名ですね。(僕が石廊崎を「いろうざき」と読むことを知ったのはわりと最近のことですが(^^ゞ。)石廊崎の山側には風力発電施設があるようですね。しかしこうして見ると伊豆半島って意外に山がち、というか、山ばっかりなんですね。いやー、なんか初めて飛んだ航空路じゃないのに、今回はいろいろ見えてなんか新鮮だなあ。お天気に恵まれてよかったあ!
手前伊豆半島、奥に富士山。