東京湾の出入口(香港返還16周年記念帰省;その8)
2013年7月1日、静岡富士山空港が見えた。
この日は、香港が三連休だということもあってか、満席の予定。あいかわらず日本~香港線は盛況です。僕はこの日は、B777-300ERのエコノミークラスは3×4×3列になっていますが、最後尾の2列は窓側の3列席が2列席になっているので、最後列の72A席を確保してあります。なので、ほとんどの搭乗が終わりそうな頃、列の最後尾に並んで搭乗しました。
▲109番ゲートから搭乗します。満席なので長蛇の列。
満席ではありながら、16:15頃までには着席も済み、余裕で定刻出発と思いきや、香港でtraffic controlが行われている関係で出発が遅れるとの機内アナウンス。中国大陸向けなら、いきなり空軍が演習を始めたりして民用機が飛べなくなったりすることがよくあるけれど、香港で飛行が制限されるのはどうしてだ?
しかしまあ、1時間も2時間も待たされたわけではなく、30分弱の遅れで17:06にプッシュバックが始まり、17:18にRWY16Rから無事離陸。これぐらいの遅れならどうってことはないでしょう。
▲RWY16Rから南へ向けて離陸すると東京湾の出口が近づいてくる。
RWY16Rから南へ離陸すると、東京湾を南下して、その出口へと近づいていきます。
前回6月にCX549便に乗ったときは通路側の席で外がよく見えなかったし、僕が羽田から乗る出発便は青森行きか富山行きか、国際線だと今までは北京行きかがほとんどなので、羽田空港を離陸すると北へと飛ぶことが多く、今回のように東京湾を南に抜けて伊豆半島へ向かうルートは僕にとってはとても新鮮です。
と思っている間に、地上の景色は早くも伊豆半島、伊東上空あたりへさしかかってきました。
伊豆半島を横切ってしまうと、いったん駿河湾上空に出て、それからまた陸地の上、静岡県上空を西に進みます。大きく蛇行する川は大井川。そのそばに滑走路らしきものが見えてきました。こんなところに空港?自衛隊関係かしらと最初は思いましたが、よく考えてみるとこれは静岡富士山空港ですね。なるほどー、静岡富士山空港ってここだったんだ。まだ一度も利用したことないのでいつかとは思うのですが、静岡なんてやっぱり新幹線で行ったほうが便利ですもんねえ……(^_^ゞ。
▲下に見えてきた滑走路は静岡富士山空港。
ひたすら東西に長い静岡県上空を西へと飛び続けると、下に見えてくるのは浜名湖。浜名湖と言えばウナギ、ウナギと言えば土用の丑の日。今年は土用の丑の日が7月22日と例年より早く、二の丑もあります。二の丑は8月3日。ウナギは値段が高騰してるらしいですが、いわば日本の伝統的習慣、丑の日にはウナギを食べたいものです。
▲磐田、浜松あたり、遠州灘の美しい海岸線がすらりとのびます。
▲浜名湖を越えたあたりで少し進路を南に変えて太平洋上へ抜けます。