毎日ヶ原新聞

日本全国、時々中国、たまにもっと遠くへ、忘れちゃもったいないから、旅の記録。

青森を拠点にのんびり秋休み(その35;寝台特急「日本海」)

https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/m/mainichigaharu/20190818/20190818233948.jpg ▲客車から切り離されて海側へ引き上げていくEF81-106。

 2010年10月11日、快晴の青森駅で。

 10月の三連休の最終日、青森駅に来ています。

 朝8時台に青森駅にいるならお目にかかりたい列車、それはなんと言っても4001レ寝台特急日本海」でしょう。到着番線はもちろん1番線です。

 寝台特急日本海」は長駆大阪から08:34に終点青森に到着です。この日はローズピンクが見目麗しいEF81-106が牽引を務めてきたようです。「日本海」は今後EF510が牽引するというような計画はないのでしょうか。「日本海」にはEF81がなんと言っても似合うので、いつまでもEF81に牽いていてほしいのですが……

https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/m/mainichigaharu/20190818/20190818233941.jpg EF81-106に牽かれて到着。

 「日本海」が青森駅1番線に到着しブルトレのドアが開くと、すぐさま機関車の切り離し作業が始まります。この作業はすぐに行われてあっという間に切り離されてしまうので、最後尾車両に乗っていた人がここまでやってきて写真を撮ろうとする頃には、機関車と客車はもう離れてしまっているかもしれません。

 切り離されたEF81-106は、数メートルだけ前進していったん停まり、やがて海側へと引き上げていきます。そのまま進むと海に落ちるので、どこかでストップして、今度は逆側に戻ってきます。戻ってくるときは1番線とはまったく反対側の6番線の外側の側線を走ってきます。そして西口へと続く跨線橋の下で停まり、ここで一服です。ここではどれぐらい停まっているのでしょう、やがて車両センターのほうへと引き上げていくのですが。

https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/m/mainichigaharu/20190818/20190818234010.jpg 跨線橋の下でひと休み。

https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/m/mainichigaharu/20190818/20190818233955.jpg ブルトレだなあ……

 先頭のほうで機関車が切り離されているのと同時に、最後尾のほうでは引き上げようのディーゼル機関車の連結作業が行われます。EF81-106が海側へ去ったのを見届けて反対側の端っこへ移動すると最後尾1号車にはオレンジ色のDE10が既に連結済みでした。この日はDE10-1762が担当です。全検あがりなのか、塗装がぴかぴかで新車みたいです。客車のほうはこれからDE10に牽かれて西滝の青森車両センターまで引きあげ、上りの出発まで整備と休憩に入ります。

 上り「日本海」は、12月4日の東北新幹線八戸以北開業以降、新青森駅で「はやて33号」を受け、10分の待ち合わせで接続してヒル区間弘前、大館方面へのアクセス列車としての役割も担うことになっていますから(「はやて33号」併結の「こまち33号」で秋田乗り換えでは大館着が21:58になるが、「はやて33号」で新青森から「日本海」に乗り換えると大館に20:54に着ける。)、関西圏とのアクセス列車としてだけでなく、東北新幹線のアクセス列車としても、12月4日からますます活躍してほしいなと思います。

https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/m/mainichigaharu/20190818/20190818234005.jpg ぴかぴかのDE10-1762。

https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/m/mainichigaharu/20190818/20190818234000.jpg ▲客車列車の減少とともに活躍の場が狭まる入れ替え用のDE10、青森駅ではまだ健在。