毎日ヶ原新聞

日本全国、時々中国、たまにもっと遠くへ、忘れちゃもったいないから、旅の記録。

青森を拠点にのんびり秋休み(その36;快晴の函館)

https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/m/mainichigaharu/20190818/20190818234023.jpg ▲こんな晴れた日に函館山を見たのは何年ぶりか。

 2010年10月11日、函館、快晴。

 僕の中国人の友人は、五能線板柳駅から1823Dと631Mを乗り継いで青森駅へやってきました。青森着は08:55、「白鳥45号」との乗り継ぎ時間は2分しかありません。跨線橋を大急ぎで渡って6番線へ走ります。 
 10月の三連休の最終日、すばらしく晴れ渡った青空の下を、08:57発の「白鳥45号」は函館へ向けて走りだしました。8両編成の車内はどの車両もガラガラなので、車内に明るい日の光が差し込んで、特急なのにのんびりムード満点です。すぐに眠くなってしまいます。停車駅は、青森を出て22分で蟹田青函トンネルを抜けて10:09に木古内着、そして終点函館には10:49の到着予定です。

 青函トンネルを抜けて上陸した北海道にもすばらしい青空が広がっていました。車内からも函館山がばっちり見えます。かつては青函連絡船の甲板の上から眺めていた函館山を、今はこうして列車の車内から眺めるようになってしまったわけですが、函館山の形はいつ見ても美しいですね~。

https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/m/mainichigaharu/20190818/20190818234027.jpg 函館山、美しい~。

 というわけで、定刻の10:49に「白鳥45号」は函館駅の大きくカーブしたホームにするすると到着しました。久しぶりの函館です。485系3000番台は東北新幹線八戸以北開業以降も函館乗り入れを続けるので、函館でイエローフェイスにお目にかかれることに変化はありません。

 同じホームで札幌行きに乗り継ぐことができることの利便性は高いですね。お向かいのホームでは11:00発の5007D特急「スーパー北斗7号」が待っています。しかし、この日はさすが三連休、「白鳥45号」到着前から自由席はほとんど満席だったらしく、「白鳥45号」から乗り継いだ人で座れた人は多くはなかったようです。

 僕は今回は函館で下車なので、「白鳥」と「スーパー北斗」の並びを眺めながらホームを進み、改札を抜け、駅舎の外に出ます。函館、すばらしい天気です。最近函館に来ることと言えば「北斗星」へ乗り換えるときぐらいの夜の時間帯ばかりなので、こんなにたっぷり日の光を浴びた函館駅はなんだか新鮮です!

https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/m/mainichigaharu/20190818/20190818234031.jpg 「白鳥45号」函館到着。

https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/m/mainichigaharu/20190818/20190818234036.jpg 函館駅前、いい天気!

 函館駅前から、久しぶりに市電に乗ってみます。やってきたのは谷地頭行きの8005号機。車内には観光客とおぼしき乗客もたくさん乗っています。さすが函館の観光集客力は高い。海峡も反対側の青森とはエライ違い。

 僕たちは終点谷地頭まで乗り通します。函館駅前から谷地頭までは220円です。8005号機には「美鈴号」という愛称がついていますね。1932年に函館で創業した北海道内でいちばん古い老舗珈琲店「美鈴」のラッピング広告電車です。青森にも店舗があり、生豆から煎ってくれるので、僕が珈琲豆を買うのは必ずここと決まっています。谷地頭に到着した8005号機は、折り返しで湯の川行きになるようですね。

https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/m/mainichigaharu/20190818/20190818234042.jpg函館市電8005号機に乗って谷地頭まで。折り返しは湯の川行きに。