毎日ヶ原新聞

日本全国、時々中国、たまにもっと遠くへ、忘れちゃもったいないから、旅の記録。

帰省ついでの初「江差線」完乗(その19;ED79)

https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/m/mainichigaharu/20190818/20190818231714.jpg ▲「北斗星」を北海道から本州へと牽引するED79-14が連結のために接近してきた。

 2009年12月24日、機関車付け替え。

 クリスマス・イブの夜21:41に函館駅に到着して2レ寝台特急北斗星」は、7分停車のうちに機関車を付け替えます。7分間では両方の機関車を見るのはちょっと厳しいので、この日はED79のほうだけ見学することにしました。

 函館駅8番線ホームに「北斗星」が停まってまもなく、五稜郭方からゆっくりとヘッドライトが近づいてきます。この日の海峡線担当はED79-14です。客車との連結面側にもヘッドマークが付いています。この寒い中でDD51が牽いてやってくる「北斗星」を待っていたのでしょうねえ。

https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/m/mainichigaharu/20190818/20190818231720.jpg さあ連結だ。

 かなり冷え込んで来ているので、機関車の連結を見学に出てきた人は少なく、ほんの一人二人のファンがED79の連結を見守ります。

 時間はまだ夜10時前、客車の中ではまだ起きている人も多いはず。食堂車からはオレンジ色の暖かい明かりが漏れています。パブタイムが始まったばかりでしょう。もちろん、もう眠りについた人もいるでしょう。「北斗星」の青い車体の中で思い思いに過ごしている乗客たちのじゃまにならないように、細心の注意を払って静かに機関車が連結されます。

 さあ、ED79-14が先頭に立って、発車準備完了です。海峡線を抜けて青森までは2時間20分くらいかけて走るのでしょうか。そうだ、僕もこれに乗るんだった。乗り遅れないようにしなくっちゃ。

https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/m/mainichigaharu/20190818/20190818231725.jpgED79-14の連結がまもなく完了し、発車時間を迎えます。しんしんと冷え込んできました。