毎日ヶ原新聞

日本全国、時々中国、たまにもっと遠くへ、忘れちゃもったいないから、旅の記録。

地震で大揺れ伊豆の旅(その1;羽田空港ハブ化を思う)

https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/m/mainichigaharu/20190818/20190818200501.jpg ▲羽田~北京線就航を祝う垂れ幕。これでますます羽田空港のハブ化が進むか。

 昨年夏の宗谷岬などなどの旅レポがようやく完結したので、今日から昨年12月の旅レポの連載を開始します。これから夏を迎えるというのに冬のネタというのも季節外れですが、ま、納涼ということで(^^)。

 昨年12月の旅は2つの部分に分かれております。前半の目的地は伊豆なので「東京近景」の書庫に、後半は道南なので「青森へ帰ろう」の書庫に入れながらレポートしていくつもりです。

 それではまずは伊豆の旅、羽田空港からスタートです(伊豆なのにナゼ?)。

 ま、厳密に言うと北京空港からなんですが。

 12月19日(土)に八王子で法事があり、青森にいる母がどうしてもこれに出席したいというので、一時帰国して青森から母を連れて行くことになりました。老いた母はそろそろ足下が心配になってきているので、なるべく歩かせず、混雑したところを極力通らないように気をつけながら案内しなければなりません。母はふだん脳梗塞で寝たきりになっている父を介護して暮らしているので、どこへも出かけることがありません。今回は父を2泊3日で介護施設に預けてのめったにない遠出です。めったにない外出なので、法事のためにいずれにしても東京で前泊しなければならないのなら少しだけ足をのばして温泉にでも浸からせてやりたいと思い、法事の前夜は伊豆の宿を手配したのです。

 そこで、まず僕自身が北京から青森へ帰らねばなりません。

 2009年10月25日から、羽田~北京線が1日4便体制でスタートしました。今回はこれに乗って初めて北京から羽田へ降りてみようと思います。

 2009年12月17日、北京空港から08:30発の羽田行き中国国際航空CA181便に乗ります。機材はA321だったと思います。そこそこ混んでいましたが、僕の臨席は空いていて、まあまあ快適なフライト。機内食は朝食ということで軽くクロワッサンとソーセージとかためのスクランブルエッグ……って、今回久しぶりにこのときの写真を見てみたけれど、なんかこの機内食、見たことあるな。しかもごく最近…… あっっっ、思い出した!今年5月10日に乗った北京発蘭州行きCA1273便の機内食とまるっきり同じじゃないか!なんだよー、国際線も国内線も同じ機内食かよ-。

https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/m/mainichigaharu/20190818/20190818200451.jpg 国際線も国内線も同じ朝食。

https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/m/mainichigaharu/20190818/20190818200455.jpg 羽田へ順調に巡航。

 隣の隣に座った中国人のおばあちゃんが「入国カードはどうやって書くの?ここはなんて書けばいいの?ここは?ここは?」と思い切りしつこく客室乗務員に一つ一つ尋ねるのですが客室乗務員が全然相手にせず、気の毒というよりやかましいので僕がいろいろおしえてあげているうちに羽田到着です。

 今年10月に新しい国際線ターミナルができるまでは羽田空港国際線ターミナルは狭くてしょぼしょぼ。ブリッジの数も少ないので、多くの場合到着機は沖停めになります。ま、しかたない。

 僕のような地方へ向かう者にとって、羽田に到着するメリットはかなり大きいです。国際線ターミナルから連絡バスに5分か10分乗って国内線ターミナルへ移動すればそのまま国内線へ乗り継げるというのはまことにありがたい。僕も連絡バスで第1ターミナルへ移動し、さくさくっと青森行きのJAL1207便にチェックインです。北京を朝いちに発つ成田行きの便でも、羽田15:00発のJAL1207便には間に合いませんが、CA181で直接羽田着なら余裕でJAL1207便に乗り継げます。すばらしい。ターミナルの天井からは、羽田~成田便就航を祝う垂れ幕がたくさん下がっていました。まさに羽田空港の実質的なハブ化が進んでいることは疑いないところです。
 
 さて、JAL1207便、28日以上前の割引料金で予約したので奮発してクラスJです。プラス1,000円なので利用しやすいです。機材は僕にとってはすっかりおなじみA300-600R、元JAS機です。離陸後ほどなくしてコーヒーと茶菓(黒糖フィナンシェ黒豆)がサーブされましたが、もしかして今は国内線はクラスJでもドリンクはお茶と水以外は有料になってしまったんでしょうか。茶菓もナシ?せちがらい世の中になりましたなあ……(と思ったけど、調べてみたらJALは普通席でもまだ飲み物サービスは続けてますね。)

https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/m/mainichigaharu/20190818/20190818200505.jpg クラスJのサービスよ。

 天候は比較的よく、雪化粧をした山々を見下ろしながらのフライトです。だいたい山形、秋田上空を飛んで青森にアプローチすることになってます。

 青森空港到着は午後4時過ぎ。12月半ばの北東北の日暮れは早い。まだ4時を回ったところだというのに、雪雲に覆われ、霧も漂い始めた青森空港はなんとも暗い。早くも場内の照明が点灯されました。新しい雪もうっすらと積もったようです。以前はこんな天候だと青森空港はすぐに閉鎖になったものですが、カテゴリー3が設置されてからは欠航率もずいぶん下がったらしいです。

 あと半月で新年という時期に北京から羽田経由で一気に帰省してきたわけですが、しかし翌日は母を連れて、またここから飛行機に乗って羽田へ向かわねばなりません。忙しい旅になりそうです。

https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/m/mainichigaharu/20190818/20190818200509.jpg 山形上空でしょうか。

https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/m/mainichigaharu/20190818/20190818200514.jpg ▲雪と霧の青森空港に到着したJAL1207便。