端午節は台風4号とともに(その6;がんばれ!ニッポン!)
▲「がんばれ!ニッポン!」特別塗装機。B777-200、レジJA-772J。
2012年6月20日、チェックイン中止してます。
香港からCX548便で羽田へ到着した僕は、ここでまだ油断することはできません。次は国内線への乗り継ぎが待っています。
当初乗る予定だった10:00発の青森行きJAL1203便は、前夜香港からネットでキャンセルし、翌朝、香港から羽田行きに乗れることが決まった時点で、再びネットで15:15発のJAL1207便を予約しておきました。そこで、国際線ターミナルの国内線乗り継ぎカウンターでチェックインしようとすると、「台風の影響で現在チェックインを中止しています。国内線ターミナルに行かれたほうがよいと思います。」
一難去ってまた一難とはこのことか(笑)。
しかたがないのでターミナル間無料連絡バスで国際線ターミナルから国内線第1ターミナルへ移動すると、出発便案内板のJAL1207便の欄には確かに「チェックイン中止中」の表示が。うーん、これは困った。
しかし辛抱強く待つことしばし、14時半頃、ようやくチェックイン再開。10分遅れの15:25発で、天候次第で三沢に下りるか羽田に戻るかもしれないという条件付で飛ぶことが決定しました。まずはほっとひと安心。
▲奥は荒川、旧江戸川の河口、手前は新浦安のあたり。
JAL1207便の出発は20番スポットから。もともとクラスjのある機材でしたが、機材変更になってクラスjのない仕様のB737-800が充当されたようです。これも台風のせいでしょう。
搭乗待合室から「がんばれ!ニッポン!」という文字が入ったJALの特別塗装機が見えました。レジJA-772JをつけたB777-200。東日本大震災復興応援機か?と思ったのですが、実はロンドンオリンピック日本代表選手を応援するためのものでした(^^ゞ。体操の内村航平選手が描かれています。
15:20に搭乗開始となり、15:28にはプッシュバック開始。RWY16Lエンドまで行き、いったんホールドしてRWY23への到着機が着陸するのを待ってからの離陸でした。さっきのCX548便のときは全然感じませんでしたが、かなり横風がきつく、あおられながらの上昇です。そして左へ大きく旋回し、荒川、旧江戸川の河口エリアや東京スカイツリーを左下に眺めながら、北を目指します。荒川、旧江戸川、隅田川、どの川も茶色く濁っていて、ここ数日の台風による大雨のせいなのでしょう。
▲機上から見えた東京スカイツリー。どれだかわかりますか?
雲の上に出てしまえば飛行は安定。ドリンクサービスが始まります。JALは「JAL CAFE LINES」と銘打っておいしいコーヒーのサービスに最近力を入れていますが、国内線普通席や国際線エコノミー席ではせいぜい紙コップがそれだというだけで、コーヒーそのもののほうは特別なものではないようです(笑)。
▲熱いコーヒーでひと息入れる。そう言えばお昼をまだ食べていないような……
▲東北地方は一面厚い雲に覆われて、台風4号の影響を窺わせます。
三沢へ下りるか羽田へ引き返すかという条件付フライトでしたが、どうやら青森空港に下りられそうです。
僕は、いったん陸奥湾上空に出て海上で旋回してくるRWY24へのアプローチが好きで、この厚い雲でも高度が下がったら海が見えたらいいなと思っていたのですが、残念ながらこの日は南からRWY06へと着陸。津軽平野を降下しながらまっすぐ下りていくとそのまま着陸で、RWY24への着陸に比べるとおもしろみがありません。いやいや、台風の中、無事に着けただけでもありがたいと思わなくっちゃ。到着は16:35。空はどんよりと曇っています。しかし、外に出てみると風はそんなに強くはないですね。
▲青森空港に到着したJAL1207便。