地震で大揺れ伊豆の旅（その2；初めての「スーパービュー踊り子」号）
▲SVO初乗車！リニューアルされた251系に乗りますざんす。 2009年12月18日、再び東京へ。
前日北京から青森入りした僕は、一夜明けて、19日に八王子で行われる法事へ出席するために足下のおぼつかない高齢の母を連れて再び東京へ向けて出発です。
ところがこの日の朝、ちょっと困ったことが起きました。12月18日午前8時45分頃、伊豆で地震が起き、伊東で震度5弱とのニュース速報がテレビに入ったのです。げげっ、これから行くところじゃんか。五戸に住んでいて八戸から「はやて6号」と「踊り子115号」で先乗りしようとしてすでに出発している妹と連絡をとったところ、首都圏の鉄道はかなり乱れており、「踊り子115号」も発車できるかどうかわからないと言われているとのこと。
伊豆はともかく八王子には行かねばならないのだから、とにかく出発はしなければなりません。あとは着いてから考えよう。
というわけでJAL1204便。 羽田空港到着は定刻の13:15。空港内でお昼を食べて、足の悪い母のために上り下りや乗り換えの少ないリムジンバスで東京駅へ向かいます。地震で運転を見合わせていたり遅れが出ていたりとの案内が続々と流れている中を9・10番線ホームに上がります。向かいの8番線に停車しているE231系は529Mと表示が出ていますから、15:03発の伊東行き普通列車です。ということは伊東まではとにかく動いている？
伊東行き 10番線には15:10着の3006M特急「スーパービュー踊り子6号」が入ってきました。伊豆急下田発は12:28ですから地震発生の4時間後ぐらいに伊豆を出てきたことになりますが、なんとか無事に到着したようです。これが折り返しで15:30発の3011M特急「スーパービュー踊り子11号」伊豆急下田行きになります。リニューアルされてホワイトとスカイブルーが基調カラーになった「スーパービュー踊り子」ですが、リニューアル前も後も、今まで一度も乗ったことがありません。今回が初乗車です。
東京駅に無事到着。
折り返し3011Mになる。 「スーパービュー踊り子6号」は着きましたが、14:43に9番線に到着する3028M特急「踊り子108号」の姿が見えません。もう引き上げてしまったのか、運休になったのか、よくわかりません。先行きはやっぱりちょっと不安です。
「スーパービュー踊り子11号」は10両編成で、先頭1・2号車が2階建てのグリーン車になっています。1号車には「スーパービュー踊り子」の頭文字をとった「SVO」のエンブレムがはめこんであります。とにもかくにも「スーパービュー踊り子11号」は定刻に発車するそうなので、予定どおり出発することにします。ニュースによれば、地震による被害はそれほど出ていないとのこと。こういうときよくあるのは「風評被害」というもので、関係ない、もしくは影響はほとんど出ていないのに、旅行などをとりやめて宿などにキャンセルが出て地元の経済が大きな影響を受けるというものです。今回僕たちが行こうとしているところもそうなっては気の毒です。だいじょうぶそうだとわかった以上、キャンセルなんてことは考えずに前進しようと思います。
「SVO」のエンブレム。
▲2階はグリーン席、1階はサロンになった1号車を先頭に発車準備完了！