北京首都空港展望スポット
▲全面ガラス張り、寝椅子完備(笑)の北京空港展望スポット。
今日は1月23日の北京首都空港の写真をご紹介します。
この日は、08:45発の成田行き全日空NH956便に乗るために、7時頃に空港に到着しました。天候は快晴。チェックインカウンターもそれほど混んでおらず、さくさくと搭乗待合室へ進むことができました。
北京を発着する国際線の多くは第3ターミナルのE棟のゲートに入ります。チェックインはC棟で行われ、シャトル列車でE棟へ移動して出国審査を受けて搭乗ゲートへ向かうことになります。
近年の中国の国際化はめざましく、国際線の数は就航航空会社数、就航便数、どちらをとっても成田空港なんかよりも多いような気がします(実際はわかりませんが)。ターミナルを歩いて行くと、両側に出発を待つ飛行機がずらりと並んでいます。朝の時間帯は、日本と同様、アジア近距離便が多いですね。
最近関空にも就航したエアマカオのA320は08:30発のマカオ行きNX007便でしょうか。ドラゴン航空は好きなエアラインの一つですが、もう10年以上乗ってないですねえ。このA330は07:50発のKA937便でしょうか、それとも08:00発のKA905便?かつては日本にもB737で仙台、広島、鹿児島などに乗り入れていましたが、かなり前に完全撤退。日本線は香港エクスプレス(UO)が担っているようですね。
マカオ行きNX007かな。
久しく乗ってないKA。
好きと言えば、僕のいちばん好きなエアラインはなんと言ってもキャセイ・パシフィック航空。確か2002年の夏に乗って以来もう8年もごぶさたです。以前は北京~香港線はKAに任されていましたが、近年CX自身も乗り入れを果たし、こうして北京で姿を見られることはまことに喜ばしい。尾翼の「フカヒレ」も誇らしげであります(^^)。10:00発の香港行きCX347便でしょうか。
北京に乗り入れたCX。
かっちょええなあ~。
成田行きNH956便。
ところで、中国の空港には展望デッキがありません。もしかしたらゼロではないのかもしれませんが、僕が訪れたことのある中国国内の空港にはことごとく展望デッキはありませんでした。展望デッキを設けないのはセキュリティに対する考え方の違いかもしれません(だいたい空港自体撮影してはいけないことになってますからね。でもみんな撮ってますけど。)。
ところがこの第3ターミナルE棟に、すんばらしい展望スポットがあるのを発見しました。もちろん、国際線搭乗手続きと出国審査を済ませなければそこまでは入って来られませんから、誰でも利用できるというわけではありませんが、もし北京から国際線に乗ることがあったら立ち寄ってみるとよいでしょう。
第3ターミナルE棟は、出国審査を抜けると東西にカタツムリの触覚のように搭乗ゲートの連なるウイングが伸びていますが、その西側のウイングの先端あたり、3本ある滑走路のうち真ん中の滑走路(たぶんRWY18L/36R)に面し、第2ターミナルと向かい合っている場所が、絶好の展望スポットになっています。ものすごく高い天井まで全部ガラス張りで、空港側もここが展望スポットだと意識してか、ビーチチェアのような「寝椅子」が並べてあり、楽な姿勢でたっぷりと、滑走路を離発着する飛行機やエプロンを行き交う飛行機をウオッチすることができるんです。
広々とした展望スポット。
真向かいはターミナル2。
しかも、まだ朝のせいか、この展望スポットには誰もいません。朝の出発ラッシュを独占できます。たぶんこのスポットまでが遠すぎて、誰も来たがらないのだと思います。それほど広いんです、北京の空港は。僕は今回は探しませんでしたが、東側のエプロンのほうにも3本目の滑走路に面した展望スポットがあるかもしれません。
僕は中国国際航空(CA)のおそらく国内線と思われる小さな機材の便しか写真に撮れませんでしたが、国際線の大型機も離発着するはずで、搭乗便の時間よりも思いっきり早く空港に来て、途中の売店とかでコーヒーとかおやつとかを買い込んで、しばらくの間ここでのんびりと飛行機ウオッチをする、なんてのもいいかもしれません。
CAが飛んだ。
CAが飛んだ。
▲正面奥が第1ターミナル。右が第2ターミナル。広すぎ。でかすぎ。