コレデアナタモ「日本海」ニノリタクナル。
青森発着のブルトレは2本。
「日本海」は発車時刻の約30分前に入線してくれるので、ゆっくりと発車前のひとときを過ごすことができます。列車が入線して発車するまでの間のあのワクワク間が旅好きにはたまらないのですが、寝台列車の発車前となるとひとしおです。ただ、こんな寒い冬ではそんな時間もちょっと持て余すかも?
「日本海」は発車時刻の約30分前に入線してくれるので、ゆっくりと発車前のひとときを過ごすことができます。列車が入線して発車するまでの間のあのワクワク間が旅好きにはたまらないのですが、寝台列車の発車前となるとひとしおです。ただ、こんな寒い冬ではそんな時間もちょっと持て余すかも?
入線完了。発車を待つ。
この日の牽引は昔ながらのローズピンクのEF81-108号機。敦賀所属で、明朝敦賀までの牽引を担当するはずです。青森車両センターからしんがりを務めつつ入線したばかりなのに、機関車正面の足下にはもうすっかり雪がこびりついています。この日は終日吹雪だったからでしょうか。
いい顔してる。
もう雪がこびりついてる。
EF81-108の客車との連結面にもヘッドマークが据え付けられています。下り運用でも上り運用でもいちいちヘッドマークを付け替える必要がないからとの配慮でしょうか。ということは、この日の朝に着いた下りの「日本海」を牽引してきたのもこのEF81-108ということかしら。
列車の最後尾まで行ってみます。先頭は1号車、最後尾は開放式A寝台の12号車のうしろに電源車がつながっていますが、繁忙期ではないので7~10号車は抜いてあり、電源車も含めて9両の短い編成です。それでも青森駅を発着する列車の中では長い編成のうちに入るので、最後尾のあたりは人がやってくる気配がほとんどなく、終日吹雪いた雪がホーム全体を白く覆っていて寒々としています。
連結面にもヘッドマーク。
雪をかぶって寒々としたホーム。
まだ発車にはしばらく時間がありますが、まずは自分の寝台へ行って荷物を置きましょう。
僕のこの日のひと夜の宿は、2号車15番下段。デッキとの仕切りドアの上には、シール貼りですが昔ながらの字体でオハネ25-215と車番が記してあります。もうどれぐらい走り続けている車両なのでしょう。
寝台には、今夜現れるかどうかわからないひと夜のヌシを待つ寝具がきちんと整えられて置かれていて、気持ちいいぐらいです。
寝台には、今夜現れるかどうかわからないひと夜のヌシを待つ寝具がきちんと整えられて置かれていて、気持ちいいぐらいです。
2号車はオハネ25-215。
きちんと整えられた寝台。
火曜日の夜発ということでガラ空きかと思っていたのですが、若い番号のほう半分ぐらいは関西から来たらしい団体さんで占められていました。積み込まれた駅弁(「大人の休日」弁当)が発車前から配られて、みなさんは車内で夕食のようです。団体のみなさん以外は、13番下段とその向こう(11番かな)が埋まった程度で発車を迎えそうです。
僕は自宅で五戸の地酒「菊駒」を飲みつつごはんを食べてきたので、車内ではビールだけにしようと思います。駅の売店で求めたヱビスとプレミアム・モルツ、翌朝は早起きしなければならないし、これぐらいで足りるでしょう(^^)。寝台列車の車内で飲むビールが格別にウマイことに異論のある方はいないでしょう。
2号車は半分ほど埋まった。
寝台列車で飲むビール。
2号車はそういうわけで半分ちょっとが埋まりましたが、他の車両はやはりぽつりぽつりとしか乗客がおらず、寂しい道中となったようです。なお、青森から秋田までのヒルネ乗車に使われるのは6号車ですが、ヒルネ乗車にどれぐらい利用されたかは、様子を見に行かなかったのでわからずじまいです。
さて、2番線から「つがる23号」、3番線から「つがる98号」が次々に発車していき、いよいよ「日本海」が発車する時間が迫ってきました。
▲もうすぐ発車。ドアが閉まれば青い車体が動き出す。