毎日ヶ原新聞

日本全国、時々中国、たまにもっと遠くへ、忘れちゃもったいないから、旅の記録。

1月26日、青森駅、雪。

イメージ 1 ▲青森駅3番線に到着した「つがる98号」の隣の2番線に、「つがる23号」が少し遅れて近づいてきた。

 前回の記事で書いたとおり、僕は1月26日に青森駅から4002レ寝台特急「日本海」に乗りました。

 自宅からタクシーで青森駅東口(正面口)に着いたのはまだ午後7時前。新幹線開業を控えて駅舎や駅前の改装、整備工事が進む青森駅は、いまひとつ殺風景で旅立ち気分は高まりません。

 しかし、ホームのほうは、終日吹雪いたせいで新雪がうっすらと積もり、このときもまだ時折雪が吹き付けて、ホームもすっかり雪化粧。夜行列車で旅立つにはうってつけの雰囲気です。

 7時を少し回った頃にまだ早いかなと思いながら1番線ホームへ行くと、「日本海」はもう入線済み。ゆっくりと発車までの時間を楽しむことができます。

 やがて、3番線に列車が入ってきました。19:15着の弘前からの98M特急「つがる98号」八戸行きです。それにすぐ続いて、2番線には19:12着の八戸からの23M特急「つがる23号」が到着です。これは23日に僕が乗ってきた列車でもありますが、この日は数分遅れていたようです。

イメージ 2 ▲あまり見られないシーンかも。雪をまとったE751系の並び。

 「つがる98号」も「つがる23号」もE751系。E751系は3編成しかありませんから、そのうちの2編成がこうして並ぶ姿を見られることはあまりないのでは?どちらも足下に雪をまとい、線路も雪の覆われ、ホームも雪で真っ白。冬の青森駅ならではのワンシーン。

 やがて「つがる23号」が所定の19:16より少し遅れて、弘前を目指して発車していきました。しばらく静寂が訪れます。そして、もう東京行き「はやて」の接続はなくなってしまった「つがる98号」が、所定の19:27、少ない乗客を乗せて、文字どおり音も立てずに静かに3番線を発車していきました。

 1番線の寝台特急「日本海」は、その行き交いをただ黙って見つめているだけです。雪がまたひとしきり、青森駅のホームを吹き抜けていきました。

イメージ 3 ▲「つがる23号」が去り、まもなく八戸へ向けて発車の「つがる98号」。