毎日ヶ原新聞

日本全国、時々中国、たまにもっと遠くへ、忘れちゃもったいないから、旅の記録。

春の帰省の旅日記(その4;EF81とE751)

https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/m/mainichigaharu/20190818/20190818235540.jpg ▲雨模様の青森ベイブリッジをバックに発車を待つ「あけぼの」。

 2011年4月23日、夕暮れの青森駅

 青森も4月下旬となれば日も長くなり、午後6時でもまだ明るいです。したがって、上野行き寝台特急「あけぼの」も、その全貌を暗闇の中ではなく、ライトアップ前の青森ベイブリッジとともに眺めることができます。

 この日の「あけぼの」を長岡まで牽引するのは、もう「あけぼの」しか牽いていないんじゃないかと思うぐらいすっかりおなじみの赤ガマEF81-138。ヘッドライトを点灯して、出発準備万端整いました。

https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/m/mainichigaharu/20190818/20190818235545.jpg 赤ガマが先頭に立って。

 跨線橋の上から「あけぼの」を眺めていたら、隣の2番線に列車が到着しました。おっと、これはE751系車両ですね。18:11着の大館からの8053M特急「つがる53号」です。

 特急「白鳥」で使われていたイエローフェイスの485系3000番台を用いて、昨年12月4日からは青森と秋田を結ぶ特急「つがる」が走るようになったわけですが、それがいつの間にかE751系に変わっていました。

 僕はこのときは、青森~大館間を走る臨時の「つがる」にはE751系が充てられているのだと思ったのですが、あとで調べてみたら、4月19日にJR東日本秋田支社が、特急「つがる」の全列車を4月23日からE751系で走らせるとの発表をしていたことがわかりました。つまり今は全ての「つがる」がE751系になってしまったらしいのです。

https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/m/mainichigaharu/20190818/20190818235551.jpg 「あけぼの」と並んだE751。

 12月4日の東北新幹線全線開業で八戸~青森・弘前を走っていた特急「つがる」が消え、青森~秋田を走る新生「つがる」には、定期列車には485系3000番台、臨時列車には「かもしか」色485系が充当され、E751系の行き場がなくなってその去就が注目されていましたが、結局こうやってばっちり戻ってきたのですね。

 しかし、となると485系3000番台はどうなるのでしょう?震災以来、485系3000番台で走る定期の「白鳥」も長く運休になっていましたが、「かもしか」色とともに、早晩定期運用から姿を消すなんてことになっちゃうんでしょうか。ちょっと心配です。

 薄闇が漂い始めた3/4番線ホームにはほとんど人影はなく、ひっそりとしています。東北新幹線が不通になっているので、もう少し「あけぼの」の需要が高まってもよいような気もしますが、多くは飛行機に流れるのか、青森発はやはり発車時間が早すぎるからか、乗車は多くはありません。ひっそりとしたまま、発車時刻が近づいてきました。

https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/m/mainichigaharu/20190818/20190818235602.jpg 人影のない3/4番線ホーム。

https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/m/mainichigaharu/20190818/20190818235557.jpg ▲「あけぼの」の隣に「つがる53号」が到着し、EF81とE751系が肩を並べました。