春の帰省の旅日記(その5;オハネ24-3)
▲青森発上野行きの列車はもはやこの「あけぼの」だけ。
2011年4月23日、オハネ24-3。
上野行き上り寝台特急「あけぼの」に、久しぶりの乗車です。
この日の「あけぼの」には増結はなく、通常どおりの8両編成。最後尾の電源荷物車と先頭の機関車を合わせて10両での運転です。
この編成だと、青森駅のホームにはかなり余裕があります。最後尾の電源荷物車が青森ベイブリッジの下をちょっと海側に過ぎたあたりに停まりますが、ホームはそこから更に海側にまだかなりの長さで残っていて、かつて青函連絡船桟橋待合室へつながっていた跨線橋の上り口まではまだだいぶあります。青森駅のホームがいかに長く、そして昔そこに発着していた列車の編成がいかに長いものであったかが思い起こされます。
上には青森ベイブリッジ。
ホームは海側へまだ長く。
今回の寝台券は確か4月19日に青森駅のみどりの窓口で購入しました。東北新幹線が開通していないため、一定量の乗客が「あけぼの」へシフトしているかもとも思いましたが、B寝台の下段があっさり取れました。ただ、いつもだと青森~上野を乗り通す場合には2号車があてがわれることが多いのですが、今回は珍しく3号車が指定されました。なお、4号車は羽後本荘までヒルネ区間として開放されています。
この日の3号車はオハネ24-3。こんな若い番号の車両がまだ現役でがんばっていたとは驚きです。ドアは折り戸ではなく引き戸になっていて、帯も白帯ではなく金色の三本帯になっているので、中身はいろいろ改造を経てはいると思いますが、車番がそのまま残っているのはちょっとうれしいですね。
3号車はオハネ24-3。
下段寝台。
上段は丸屋根が特徴。
青森を出ると、次の停車駅は新青森。東北新幹線が全線開業し、在来線の優等列車も新青森に停車するようになって以来、初めての「新青森駅停車体験」です。1面1線で快速も停まらず各駅停車だけがほそぼそと停まっていた頃からすれば夢のようです(^^)。
東北新幹線が新青森~一ノ関間で1日10往復運転されているだけなので新青森駅での乗り継ぎ客はほとんどなく、ひっそりと停まり、ひっそりと発車するという感じです。反対側のホームには789系が停まっているのが見えました。18:41発の4031M特急「スーパー白鳥31号」函館行きですね。