毎日ヶ原新聞

日本全国、時々中国、たまにもっと遠くへ、忘れちゃもったいないから、旅の記録。

アジサイの咲く頃に(青森帰省レポその20;上り「日本海」)

https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/m/mainichigaharu/20190819/20190819002207.jpg夏至の日の長い一日が暮れる頃、青森駅3番線で発車を待つ寝台特急日本海」。

 2011年6月22日、夏至

 用事を済ませながら一日中走り回って、ようやく家に帰ろうと思ったら、時間はそろそろ午後7時。家に帰るには青森駅の表口(東口)から跨線橋を渡って西口へ抜けるので、それならちょっと駅の中を通っていこうと思い、自由通路の跨線橋ではなく、入場券を買って駅構内の跨線橋へと向かいました。

 いちばん手前の1/2番線ホームは原則青い森鉄道の専用ホームですが、時々JRの列車も出入りします。この時間帯に2番線に入っているのは19:46発の弘前行き普通列車682M。秋田色の701系です。

https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/m/mainichigaharu/20190819/20190819002143.jpg 弘前行き682M。

 この時間帯に青森駅の中へ入ってきたのはもちろん、寝台特急日本海」が見たいからです。

 この日は夏至。一年でいちばん日が長い日ですが、午後7時を回るとさすがに暮れ色が濃くなってきます。
 19:13頃、DE10に牽かれて、19:31発の4002レ寝台特急日本海」が3番線に入線してきました。以前はDE10に牽かれて入線した客車に、側線で待機していたEF81を連結するという手順を踏んでいましたが、機関車と客車の留置場所が石江の車両センターに統一されてからは、青森駅入線時の最後尾に最初からEF81も連結してくるようになったので、入線後のEF81連結作業のシーンは見られなくなってしまいました。

https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/m/mainichigaharu/20190819/20190819002153.jpg DE10に牽かれて入線。

https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/m/mainichigaharu/20190819/20190819002147.jpg 青森発の最長距離列車。

 そういうわけで、発車時の先頭となる1号車側にはEF81が既に連結されているはずです。

 先頭の方へ行ってみると、敦賀まで牽引を担当するこの日のEF81が既にヘッドライトを点して準備万端調えています。この日の牽引機は、僕が20日に乗って来た「日本海」と同じ、ローズピンクのEF81-107。最近はEF81-107が頻繁に「日本海」を牽いて大阪と青森を行き来しているのでしょうか。

https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/m/mainichigaharu/20190819/20190819002157.jpg この日はEF81-107が担当。

https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/m/mainichigaharu/20190819/20190819002202.jpg あいかわらずかっちょええ。

 このときは6月下旬で、まだ輸送のピークシーズンではなかったので、先頭1号車から後へ順に2号車、3号車と続き、6号車の次が9号車、10号車で、その後の電源荷物車も含めて客車は9両編成で、増結されることのある7号車と8号車は欠けていました。増結される日は少ないので、これが標準編成と言えるでしょう。

 上り「日本海」は青森から秋田までヒル区間が設定されていて、指定席特急券だけで乗ることができ、「つがる」の走らない時間帯の近距離都市間輸送を補完していますが、この日の青森駅のホームは静かなもので、それほど乗車はなかったようです。まあ秋田ぐらいまでには寝台利用客がぼちぼちと乗り込んでくることでしょう。

https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/m/mainichigaharu/20190819/20190819002211.jpg 出発準備完了。

https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/m/mainichigaharu/20190819/20190819002219.jpg弘前行き普通列車682Mと並んで発車を待つ上り「日本海」。青森駅の日暮れ時のワンシーン。