毎日ヶ原新聞

日本全国、時々中国、たまにもっと遠くへ、忘れちゃもったいないから、旅の記録。

アジサイの咲く頃に(青森帰省レポその21;鈴木の焼きそば)

https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/m/mainichigaharu/20190819/20190819002230.jpg ▲鈴木の焼きそばの「特盛」だ。

 2011年6月24日、焼きそばの老舗。

 今回の帰省では、ちょっと実家の関係で昼間は病院に詰めることが多かったのですが、その病院には食堂がないので、昼にはどこかへランチを食べに出なければなりません。

 ところが、けっこう市街地なのに周囲にはコンビニさえもないような場所で、徒歩しか手段がないとなかなかごはんが食べられる場所が見つけられません。

 この日も周辺をうろうろと歩いていたら、「焼きそば」ののれんがかかるお店を発見。なんか古びた店だなあ。のれんとは別に入口の上にある看板なんか色あせちゃってほとんど読めないよ。こののれんをくぐるにはかなりの勇気が要る(笑)。ここ、創業はいつなんだろうな。かなりの老舗に見える。

https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/m/mainichigaharu/20190819/20190819002251.jpg 老舗「鈴木焼きそば」。

https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/m/mainichigaharu/20190819/20190819002255.jpg ほぼ民家にしか見えないが。

 しかし、はたと思い出したことには、ここは確かいつもお世話になっている某ブログさんでも紹介されていたはず。それならば恐れることはない、と思い切ってのれんをくぐり、あたかも常連さんのような素振りで腰掛けに座り、焼きそばを注文!店内は、ぎゅうぎゅう詰めても10人座るのは難しいんじゃないかという狭さです。

 ていうか、メニューは基本焼きそばしかありません。焼きそばには中盛、大盛、特盛の3タイプがあり、特盛でも400円。なんてステキなんでしょう。注文したのはもちろん特盛!

 サイドメニューには唯一おにぎりがあるようなので、一ついただきましょう。

https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/m/mainichigaharu/20190819/20190819002224.jpg 特盛+おにぎり。

 僕が入ったときには先客はおらず、おばさんが一人カウンターの向こうで作業をしていましたが、僕が特盛を注文すると、そのおばさんに呼ばれて中からもう一人のおばさんが出てきました。このおばさんが焼きそば担当のようで、厨房の隅にあるコンロの上で中華鍋を振りながら焼きそばを作り始めました。その間にも店内には客が2、3人入ってきて、実はとてもはやっているお店であることが判明。

 待つことしばし。出てきた焼きそばは、ソースの色が食欲をそそり、いかにもおいしそう。特盛とはいいながらとんでもない量ではなく、むしろちょうどよいぐらい。麺は中太ストレートで、つややかにソースが絡んでいます。具は豚肉とキャベツ、そして紅ショウガがちょこっと添えられています。

 それでは初の「鈴木の焼きそば特盛」、いただきます。うまいです。あっという間に完食です。おかわりしたいくらい。これからここに通うことにしようと誓って、僕は店を出たのでした。

https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/m/mainichigaharu/20190819/20190819002243.jpg 具は豚肉とキャベツ。

https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/m/mainichigaharu/20190819/20190819002235.jpg ▲紅ショウガも添えられて、濃い味、濃い色のソースが絡んだ中太ストレート麺がウマイ。