アジサイの咲く頃に(青森帰省レポその19;おさない食堂)
▲「おさない食堂」の定番メニュー、ホタテ丼。
2011年6月22日、駅前食堂。
さて、ランチタイム。
何を食べようか迷いつつ青森駅前をうろうろしたのですが、コレ!というものを決められず、結局入ってみる気になったのは久しぶりの「おさない食堂」。
「おさない食堂」はむかーしからある老舗の食堂。創業がいつかは知りませんが、60年ぐらいは経っているのでは。ガイドブックにも必ず掲載されているお店で、青森へ行ったことがあればここで食事された方も多いのでは。店頭には「ホタテのおいしい店」という看板が出ていて、入口上には貝焼きホタテのイラストが入った黄色い看板が掲げられています。
おさない食堂。
位置づけとしては駅前の大衆食堂という感じなので、メニューはかなり豊富。「カツカレー」「味噌煮込みうどん」など特に青森とは関係ないメニューもあるけれど、しかしやはりメインはホタテ料理など青森ならではの数々のメニューです。「今日のおすすめ」に並んでいるのはヒラメ刺身、ホヤ刺身、ホタテひも刺身、カスベの煮付け。ウニイクラ丼、マグロ山かけ丼など海鮮丼も豊富。ホタテ貝焼き、ホタテフライ、ホタテ焼きそばなど「ホタテ」系のメニューは15種類を超える勢い。
そこで今回僕がチョイスしたのは、卵とじだということで「ホタテ丼」。家でホタテを食べるときはほとんどは刺身か塩焼きで、卵とじのものを食べることはないので、選んでみました。
ホタテ丼。
ということで運ばれてきたホタテ丼、確かに卵とじになっていて、親子丼の鶏肉部分をホタテに代えたような感じ。ネギとカマボコが良いアクセントになっています。ホタテは卵に覆われていてよく見えないのですが、ヒモがついたままの貝柱がいくつか散らばっていて、貝柱の味とヒモの食感を十分に楽しむことができます。親子丼のようにしてホタテを食べるというのはなかなかいいアイディアで、あっという間に完食しました。
わかりにくいがホタテです。
ホタテ丼を待っている間に店内を見回していたら、気になるメニューを発見。「青森名物本格焼き干しラーメン」。2日前の昼に「くどうラーメン」で焼き干しをダシにしたと思われるラーメンを食べていたこともあってこちらの焼き干しラーメンも気になり、追加注文。
焼き干しラーメン。
この日は平日でしたが、地元の人だけでなく、旅行グループもひっきりなしに入ってきていて、「おさない食堂」が観光客にも人気の店であることを窺わせていました。僕の隣のテーブルにやってきたグループは、お店のおばさんにいろいろ尋ねながらまずは地酒を注文していました。昼から地酒……いいなあ(^^)。
この日は平日でしたが、地元の人だけでなく、旅行グループもひっきりなしに入ってきていて、「おさない食堂」が観光客にも人気の店であることを窺わせていました。僕の隣のテーブルにやってきたグループは、お店のおばさんにいろいろ尋ねながらまずは地酒を注文していました。昼から地酒……いいなあ(^^)。
さて、焼き干しラーメン。黒いどんぶりに濃い色のスープです。トッピングは刻みネギ、シナチク、チャーシューのほかにワカメとシイタケ、ナルトも入っています。チャーシューはいかにも手作りという感じです。前日のくどうラーメンもそうでしたが、焼き干しラーメンのスープにはほとんど脂が浮いておらず、ラーメンのスープというよりは蕎麦つゆといった趣です。
ここの焼き干しラーメンも、生臭さを感じるほど焼き干しが強く主張することなく、ほどよい磯の香りに細いちぢれ麺がよく合い、これまた僕の好きなラーメンでありました。完食!
手作りチャーシュー。
▲焼き干しでダシをとった醤油スープに細くて黄色いちぢれ麺。ラーメンはこうでなくちゃ。