「さくら」でランタンフェスティバル①(出発)
2005年2月18日(金)、東京駅。
「え?〔さくら〕が廃止?ついこないだ〔はやぶさ〕と一緒になったばかりじゃん!」
「さくら」廃止のニュースを聞いて途方に暮れる。青森にいた時分にオトナになったら乗ってやるんだと心に決めていた東京発の九州ブルトレに乗るのが一つも実現しないまま次々と姿を消したり運転区間の短縮を余儀なくされている中で、ついこの二ヶ月前には廃止にならない「富士」にうっかり乗っちゃったりして、気持ちはあせるばかり。乗りたい乗りたい、「さくら」に乗りたい。長崎行きたい。
と、いうわけで、やってまいりました東京駅10番線。金曜日の夕方5時51分、仕事を30分だけ早退してかけつけましたよ、東京駅に。
なんとかやりくりをして、行けるとすれば2月18日(金)の「さくら」に乗って土日と長崎へ行ってくるというパターン。廃止になるたった10日前。これは寝台券の争奪戦になるだろうと思い、一ヶ月前の10時打ちをお願いするも最初は下段は取れず、しばらくしてようやくキャンセルが出たB寝台車の下段をおさえることができました。折しも長崎では中華街を中心にランタンフェスティバルのまっさいちゅう。良いではないですか。「さくら」に乗ってランタンフェスティバルを楽しんできちゃいましょう。
そうして迎えた出発日。東京駅10番線の電光表示板には先発「さくら・はやぶさ」、続いて「あさかぜ」の表示が。「あさかぜ」も2月いっぱいの運命です。
17:53、後発「あさかぜ」の牽引機となるEF66-51機に牽かれて「さくら」が入線。牽引機が切り離されて「さくら」の顔が見えると、大勢のファンが一斉に写真を撮り始めました。10番線には「鉄」な人もそうでない人も大勢集まって「さくら」を写真に納めようとしています。これから廃止までの10日間、このカメラの放列はますます増えていくのでしょう。
例によって東京駅では「さくら」を牽引する機関車の顔を撮ることはできません。この日の「さくら」の牽引機はなんでしょう。気になりながらも出発時間が近づき、今夜の寝床に入り込みます。
編成は堂々の12両編成。電源車を先頭に前から1号車、2号車の順でいちばんうしろが11号車。6号車までが「はやぶさ」編成の熊本行き、「さくら」は7号車から11号車まで。4号車がA寝台個室シングルデラックス、5号車がロビーカー、8号車がB寝台個室ソロ、その他はすべて開放式B寝台。「はやぶさ」編成は24系25型客車、「さくら」編成は14系客車、とこんなこと改めて書くまでもなくみなさんご存じですよね(^_^ゝ。
そして今夜の寝床は9号車11番下段。
18:03、3レ特急「さくら」は東京駅を定刻に発車です。
編成は堂々の12両編成。電源車を先頭に前から1号車、2号車の順でいちばんうしろが11号車。6号車までが「はやぶさ」編成の熊本行き、「さくら」は7号車から11号車まで。4号車がA寝台個室シングルデラックス、5号車がロビーカー、8号車がB寝台個室ソロ、その他はすべて開放式B寝台。「はやぶさ」編成は24系25型客車、「さくら」編成は14系客車、とこんなこと改めて書くまでもなくみなさんご存じですよね(^_^ゝ。
そして今夜の寝床は9号車11番下段。
18:03、3レ特急「さくら」は東京駅を定刻に発車です。
東京出発時は車内はまだがらがらでした。どこでいっぱいになったんだっけなあ……
東京出発時は空いてて旅情満点。
闇を愛でながら。
「さくら」は横浜を出ると次の停車駅・熱海までの約一時間をノンストップで突っ走ります。横浜近郊の賑やかな街を抜けると、車窓の景色は早や漆黒の闇に。EF66の力強い走りが伝わってきます。
どこからか、気がつかぬうちに雨が降ってきたようです。
夜行列車の恒例、駅弁やらおつまみやらワインやらを開けて夕食と晩酌を楽しんでいるうちに、22:44、「さくら」は名古屋に到着しました。3分停車のうちに牽引機を撮影します。牽引機はEF66-48機でした。雨がそぼ降る名古屋駅のホームにも何人かファンが集まり、それぞれわずかな時間で写真撮影にいそしんでいました。
どこからか、気がつかぬうちに雨が降ってきたようです。
夜行列車の恒例、駅弁やらおつまみやらワインやらを開けて夕食と晩酌を楽しんでいるうちに、22:44、「さくら」は名古屋に到着しました。3分停車のうちに牽引機を撮影します。牽引機はEF66-48機でした。雨がそぼ降る名古屋駅のホームにも何人かファンが集まり、それぞれわずかな時間で写真撮影にいそしんでいました。
深夜の大阪駅。雨は上がったか。