麻婆豆腐レポート⑧(川のほとりを列車は走る)
▲嘉陵江西岸をゆく列車。もうすぐ広元駅到着。(大きいサイズでどうぞ)
2007年4月19日、明月峡古桟道から広元駅へ。
古桟道で絶壁と嘉陵江の流れを眺めながら対岸の鉄道を列車が一本通り抜けるまで待ち、それから広元市内へ戻ることにしました。
途中の嘉陵江に面した崖の一角に「千佛崖」というところがあります。
「四川省最大規模の石窟」ということで、南北388m、高さ45mの崖に870の大小の石窟があり、約7千体の仏像があります。南北朝北魏の頃から隋唐の頃を最盛期に作られ続けた石窟群です。もともと現存する仏像は2万体近くあったそうですが、1935年の道路建設に伴いその大半を失ったとのこと。
石窟と言えば、中国三大石窟、つまり敦煌莫高窟、洛陽龍門石窟、大同雲崗石窟をすぐにイメージします。ここ広元千佛崖も時期的には敦煌莫高窟と重なっているのですが、保存状態はまあまあであるにしても、管理が悪いのが嘆かわしい。特に近年になってからの落書きとかが多くて、もうちょっとなんとかしたらって感じです。いちおうお寺なんだし、30元も入場料取ってるんだから、しっかり管理しなさい!
「四川省最大規模の石窟」ということで、南北388m、高さ45mの崖に870の大小の石窟があり、約7千体の仏像があります。南北朝北魏の頃から隋唐の頃を最盛期に作られ続けた石窟群です。もともと現存する仏像は2万体近くあったそうですが、1935年の道路建設に伴いその大半を失ったとのこと。
石窟と言えば、中国三大石窟、つまり敦煌莫高窟、洛陽龍門石窟、大同雲崗石窟をすぐにイメージします。ここ広元千佛崖も時期的には敦煌莫高窟と重なっているのですが、保存状態はまあまあであるにしても、管理が悪いのが嘆かわしい。特に近年になってからの落書きとかが多くて、もうちょっとなんとかしたらって感じです。いちおうお寺なんだし、30元も入場料取ってるんだから、しっかり管理しなさい!
崖にへばりつく広元千佛崖。
北魏の頃から彫られ続けてきた。
色彩も残り、保存状態はよい。
ところで僕はこれらの仏像というよりは、石窟の崖にへばりつくように作られた鉄骨の柵とハシゴを伝ってけっこう上まで上がったところから見た対岸の景色にずっと見とれておりました。対岸にはちょっとした集落と傾斜の比較的なだらかな丘というか小山が広がっていて、その足下を長ーーい編成の列車が通り過ぎていくのです。時にははるか遠くからやってきた18両、19両編成の長距離旅客列車、時には貨車を50両以上連ねた貨物列車、見ていて飽きませんでした。
しかしそろそろ時間切れ。広元駅へ戻ります。
太原からの1485次列車かな?
広元には他に皇沢寺というお寺があり、こちらのほうが有名なようです。「則天武后」、ご存じですか。「武則天」とも呼ばれる中国唯一の女皇帝ですね。皇沢寺はその武則天の祀廟なんです。広元駅からも見えるのですが、今回は行きませんでした。次回またね(次回があるかな~(・_・?)?)。
広元駅待合室。ほどよい広さ。
その前に、お昼を食べなければなりません。駅の待合室に入ってどうしたものかと思っていると……(つづく)