毎日ヶ原新聞

日本全国、時々中国、たまにもっと遠くへ、忘れちゃもったいないから、旅の記録。

Let's go to USA!!(その14;開湯三百年祭)

https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/m/mainichigaharu/20190818/20190818134405.jpg ▲「丸長温泉」の窓から見える天満神社。「神の水」が湧いてます。

 

 2009年5月23日、丸長旅館のお部屋から。

 

 「丸長旅館」の全6室のうち、芹川に面しているのは10畳の部屋が2室と8畳の部屋が2室の計4室。僕はだいたいいつも8畳の部屋です。
 部屋に案内されて、窓を開けるとすぐ目の前を芹川が流れています。まだ5月ということもあってか、水の流れは少ないような感じ。下流へ目をやれば外湯「ラムネ温泉」が遠くに見え、上流へ目をやれば、芹川にかかる橋と、その向こうには、阿蘇溶岩の裂け目から湧き出してくるという「神の水」が湧き、温泉がこんこんと湧き飲泉ができる八角の「薬泉堂」が建つ天満神社が見えます。

 

https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/m/mainichigaharu/20190818/20190818134401.jpg 芹川の下流方面。

 

 そしてすぐ目の前に見えるのがかの有名な露天風呂「ガニ湯」。芹川のほとりに穿たれたこの露天風呂、芹川に沿って建つ旅館群の窓から丸見えなので入るのには相当勇気が要ります……っっと!真っ昼間なのに誰か「ガニ湯」に入っています!おみそれしました。いや、昔ながらの温泉場は、こんなふうにおおらかでなくてはいけません。つまらぬところで恥ずかしがっていることのほうが恥ずかしい。

 

https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/m/mainichigaharu/20190818/20190818134409.jpg 目の前に「ガニ湯」~。

 

 部屋に通されてまずはお茶で一服。お茶菓子にはきなこをまぶして黒蜜でからめたくず餅が、涼しげな竹の筒に入って供されます。青いモミジの葉が一枚添えられて涼しさを引き立てます。くず餅は決して甘すぎず、後味がさっぱりとする上品な味。ほっとひと息をつくことができます。

 

https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/m/mainichigaharu/20190818/20190818134355.jpg 上品なお茶とお茶菓子で一服。

 

 ひと息ついたところで、ふらりと橋を渡って散歩に出てみます。芹川の対岸から「丸長旅館」がよく見えます。そのすぐ隣に建つのは公衆浴場「長生湯」。建物もきれいだし、湯は熱いがよい泉質だとの評判をを聞くのでいつも入ってみようと思うのですが、つい「丸長温泉」の内湯や「御前湯」「ラムネ温泉」にばかり入ってしまうので、まだ「長生湯」は未体験。次回こそ入ってみよう(^^)。

 

https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/m/mainichigaharu/20190818/20190818134421.jpg 芹川の対岸から丸長旅館。

 

https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/m/mainichigaharu/20190818/20190818134418.jpg そのすぐ隣は「長生湯」。

 

 ところで、長湯温泉は今年がちょうど開湯300周年だったのですね。開湯300年を記念して、長湯温泉では3月から7月にかけていろいろなイベントが行われているようです。僕が泊まった翌日の5月24日(日)は「『源泉かけ流し』記念の日」ということでフォーラムや大抽選会、見所ツアーなどいろいろなイベントが行われる予定になっていましたが、僕は残念ながら24日の朝に発たねばならず、イベントを楽しむことはできませんでした。

 

https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/m/mainichigaharu/20190818/20190818134413.jpg ▲いつもの長湯温泉の案内板の上には開湯300年記念祭が行われていることを告げる看板が。