毎日ヶ原新聞

日本全国、時々中国、たまにもっと遠くへ、忘れちゃもったいないから、旅の記録。

2011年お正月はニッポンで(その31;初入湯、「長生湯」)

https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/m/mainichigaharu/20190818/20190818145600.jpg ▲丸長旅館さんのすぐ隣にある「長生湯」の湯船。また独占しちゃった。

 2011年12月28日、「長生湯」に初めて入る。

 「天満湯」で独占入浴したあと、「道の駅ながゆ」の「おんせん市場」を冷やかしているうちに、長湯温泉には雨が降り出しました。「おんせん市場」の軒先で雨宿りをしますが、雨が止むのをいつまでも待っているわけにはいかないので、小降りになったすきをついて次なる温泉へ向かいます。

 次なる温泉は、今まで何度も長湯を訪れていながら入ったことのなかった、丸長旅館さんに隣接する「長生湯」です。丸長旅館さんを正面に見て左側の芹川に面した建物がそれです。

https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/m/mainichigaharu/20190818/20190818145630.jpg 「長生湯」初チャレンジ。

 建物の真ん中が芹川まで抜けられるようになっていて、その両側に男女それぞれの入口があります。「御前湯」同様無人なので、回転柵があって、そこに入って200円を投じるとドアを開くことができるようになっています。ここも「御前湯」と同じように公営で、今も看板には「町営温泉」の文字が入っていますが、実際は「御前湯」とセットで丸長旅館さんの主人が管理をされているそうです。

https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/m/mainichigaharu/20190818/20190818145624.jpg 町営温泉の文字が残る。

https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/m/mainichigaharu/20190818/20190818145619.jpg 回転柵の向こうが入口。

 「天満湯」より「長生湯」のほうが新しいのでしょう、脱衣場は板張りで広くて明るく、清潔な感じです。入湯料が「天満湯」の倍だからこれぐらいは当然か。床が板張りだとそれほど冷たさを感じなくていいですね。

 浴室内は、壁は木板を張ってありますが、床や浴槽はコンクリートを打ちっ放しにした感じの素朴な造り。天井は高い吹き抜けになっていて広々とした印象を与え、天窓から光が差し込むのもいい感じです。明るい時間帯に入る風呂は贅沢な感じがしますが、見上げれば光差し込む天窓があるとなおさらです。

https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/m/mainichigaharu/20190818/20190818145614.jpg 板張りの脱衣場。

https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/m/mainichigaharu/20190818/20190818145604.jpg 吹き抜けの天井と天窓。

 浴槽の大きさは「天満湯」よりひとまわり大きいぐらいでしょうか。お湯は同じように褐色の温泉があふれています。こちらのほうが「天満湯」より少し熱めかな。壁際にはベンチもしつらえてあり、湯でほてった体をベンチに腰かけて冷まし、そしてまた湯に浸かるというのを繰り返すのでしょうね。

 そしてこのときも、「天満湯」同様他に客はおらず、僕が一人で独占です。至福です。脂が抜けてふにゃふにゃになるまでのんびりゆっくり浸かっていたいけれど、浸かっている間に正午になり、正午を告げる町内放送が流れてきたので、もう出なければなりません。残念である。雨は晴れたかな。

https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/m/mainichigaharu/20190818/20190818145608.jpg ▲他に客はなく、良質の温泉を独り占め。しあわせだよ。