毎日ヶ原新聞

日本全国、時々中国、たまにもっと遠くへ、忘れちゃもったいないから、旅の記録。

まったり御前湯(何かと大荒れ冬休み;その11)

イメージ 2 ▲手前、川べりにあるのが「ガニ湯」。一度は入ってみたいのですが。

 2015年2月12日、飲湯文化。

 「ラムネ温泉館」の冷泉「炭酸泉」をほぼ独占状態でたっぷりじっくり浸かり、体の芯から温まって、「ラムネ温泉館」をあとにします。

 再び芹川沿いを歩いていくと、「丸長旅館」の手前あたりの川べりに長湯温泉名物「ガニ湯」があります。「ガニ湯」は混浴、しかも周囲の旅館や民家から丸見えで、入るにはかなり勇気がいるため、僕も今まで入ったことはありませんが、今回湯温をチェックしてみたところ、かなりぬるかったので、今回もおあずけ。

 その「ガニ湯」への降り口には、、詩人で童謡・民謡作詞家の野口雨情の句碑があります。昭和9年に来訪したときのものだそうですが、「長湯芹川 川まん中のはなれ石にも お湯が湧く」。今の「ガニ湯」は引き湯ですが、昭和9年当時にも「ガニ湯」はあったのかしら?

イメージ 1 ▲『十五夜お月さん』『七つの子』『赤い靴』などで有名な野口雨情の句碑。

 「ガニ湯」を通り過ぎ、再び橋を渡り、さらに芹川沿いを下流へと歩いて行くと、左に「竹田市農産物等直売所長湯おんせん市場」、右に市営浴場「御前湯」というところに出ます。「ラムネ温泉」の次は、この「御前湯」に浸かります。

 「御前湯」の玄関前には飲泉場が設けられています。竹田市は、世界でも有数の炭酸泉が涌くドイツのバートクロツィンゲンと国際姉妹都市関係を結び、長湯温泉では、ヨーロッパに古くから普及している温泉療養の一つである「飲泉文化」が根付いているので、多くの「飲泉場」が設けられています。「御前湯」の玄関前もその一つ。生ぬるくて、決して「おいしい」とは言えませんが、いかにも効きそうです(^^)。

イメージ 6 ▲長湯温泉療養文化館「御前湯」。毎回ここにも必ず入りに来ます

イメージ 5 ▲「御前湯」の入口。その手前は飲泉場。

 「御前湯」は入口を入るとそこは2階で、1階と3階に大浴場があって、奇数日偶数日で男女が入れ替わります。この日は偶数日だったので、男性が1階、女性が3階でした。

 平日の半端な時間ということもあり、利用客は少なく、「ラムネ温泉館」に続いてこちらでもゆっくりのんびりたっぷり炭酸泉に浸かることができ、大満足。風呂上がりは休憩室の大広間でごろりとひと休み。ドイツワインや冷えたビール、ワインソフトなどもあるし、食事をすることも可能。休憩室からはベランダのようなスペースに出ることもでき、ほてった体をきりっとした冷気にさらすと、これまた気持ちいいのなんのって(^^)。

イメージ 3 ▲風呂上がりは2階の大広間休憩室でごろりとひと休み。

イメージ 4 ▲休憩室からはベランダスペースにも出られて、風に当たることができます。