毎日ヶ原新聞

日本全国、時々中国、たまにもっと遠くへ、忘れちゃもったいないから、旅の記録。

Let's go to USA!!(その11;隼ラーメン)

https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/m/mainichigaharu/20190818/20190818134246.jpg ▲こちら「ラーメン隼」の醤油。細麺である。

 

 2009年5月23日、ランチタイム。

 

 命と魂の洗濯をしに、炭酸泉で名高い長湯温泉に3年ぶりにやってきました。

 

 さっそくひと風呂浴びたいところですが、午後1時半なのでまずは腹ごしらえを。

 

 長湯温泉の旅館や公衆浴場が建ち並ぶ中心部から少し東にというか北というかに抜けたところに「道の駅ながゆ温泉」があり、物産販売所や長湯温泉最大の公衆浴場「御前湯」が並んでいるのですが、その一角になぜかラーメン屋さんがあります。その名は「隼」。初めて長湯温泉を訪れたときにふらりと入って(というか、ここしか昼を食べられそうなところを見つけられなかった)、なかなか気に入ったので、今回も行ってみたというわけです。

 

 「豚骨」を看板に掲げてあるとおりスープベースはとんこつなのですが、僕はとんこつスープはどちらかというと苦手。なぜなら北日本ではなじみのない味だからです。今でこそ青森市内にもとんこつラーメンの店はいくつかあるでしょうけれど(具体的には知らないけれど)、もともとは青森市内にはとんこつラーメンを出す店はなかったはず。異国の食べ物なのです。

 

 しかしながら、この「隼」のラーメンはとんこつと言ってもそれほどくどくない。醤油は細麺、味噌は中太麺で出てきますが、それぞれに醤油、味噌の味がしっかりしていてとんこつベースに負けていない。

 

https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/m/mainichigaharu/20190818/20190818134250.jpg 中太麺の味噌である。

 

 それから大分で食べないわけにはいかないのが「とり天」。鶏肉のてんぷらのことで、一瞬鶏の唐揚げと混同してしまい、全国どこにでもあるような気がしてしまいますが、よく考えると大分にしかない、れっきとした大分の郷土料理です。唐揚げよりもふっくらとした衣といい、つけだれにつけて食べる食べ方といい、やはり独特です。おいしいです。ビールが合います。ビール飲みたいです。

 

https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/m/mainichigaharu/20190818/20190818134255.jpg とり天大好き。

 

 このブログでももう何度も書いているのですが、中国、というか、外国で暮らしていて食べたくなる日本食は、刺身とかてんぷらとかじゃなくて、「ニッポンのラーメン」なんですねえ。ですから、たまに帰国したときにおいしいラーメンが食べられると本当にうれしいです。「ラーメン隼」のラーメンには大満足。長湯温泉で温泉とラーメンの両方が楽しめるのですから来たかいがあるというものです(^^)。

 

https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/m/mainichigaharu/20190818/20190818134258.jpg ▲どうしてこんなラーメン屋さんが鄙びた長湯温泉に存在するのか。通ってしまいそうです(^^)。