毎日ヶ原新聞

日本全国、時々中国、たまにもっと遠くへ、忘れちゃもったいないから、旅の記録。

Let's go to USA!!(その10;豊後竹田)

https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/m/mainichigaharu/20190818/20190818134230.jpg豊後竹田駅のこぢんまりとした駅舎内。

 

 2009年5月23日、豊後竹田から長湯温泉へ。

 

 3年ぶりにやってきました豊後竹田、僕の好きな町の一つです。

 

 豊後竹田駅は1面2線のホームが少し高いところにあり、ホームから階段を下り、線路をくぐって改札口に出ます。ホームとこぢんまりとした駅舎の間はちょっとした庭園のように手入れされています。改札口のすぐ脇にも盆栽のようなものをしつらえてそれに四季折々の飾り付けをして季節を表現しています。アサガオやヒマワリの花の飾り付けに団扇が来たるべき夏を先取りしています。

 

 盆栽の脇にある模型は願成院本堂、別名愛染堂。城下町竹田で現存する最も古い建物で、寛永12年(1635)、二代藩主中川久盛による建立。宝形造の三間堂は内部に柱を用いない独特の設計で、本尊の愛染明王は恋愛成就の願掛けで有名なのだとか。これも盆栽もお庭も、みんな駅員さんが手入れをなさっているのでしょうね。

 

https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/m/mainichigaharu/20190818/20190818134222.jpg 改札脇で季節を感じます。

 

 駅舎外観はこれまた有名。岡城をモチーフにしたお城のような外観です。背後にそびえる断崖が印象的。駅前にあるのは、竹田が生んだ明治から昭和にかけての日本近代彫刻界の重鎮・朝倉文夫の作品「時の流れ」です。

 

https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/m/mainichigaharu/20190818/20190818134226.jpg 岡城を思わせる駅舎。

 

 次は、駅前のバス停から13:07発の長湯温泉行きのバスに乗ります。竹田駅前から長湯温泉行きのバスは毎時22分発で、それには何度か乗ったことがありますが、13:07発のバスは初めて。行き先表示幕には「高伏経由」と書いてあります。経由地が違うのですね。運行は竹田交通。バス前面には「竹田市コミュニティバス」と書いてあり、車体もマイクロバスのような小ささ。きっと大手バス会社の不採算路線が廃止にならないように市の補助を得ながら存続させているのでしょう。

 

 

https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/m/mainichigaharu/20190818/20190818134239.jpg 小さな車体で走ります。

 

 バスには他に地元の方が1人と旅行客が3人乗っています。通常長湯温泉までは40分ちょっとかかるのですが、この高伏経由は運行距離が短いのか30分ぐらいで長湯温泉に着いてしまいました。

 

 長湯温泉、久しぶりです。炭酸泉で有名な長湯温泉は僕が最も好きな温泉の一つ。今までは8月にしか来たことがないので、5月の新緑の季節は新鮮です。バス停から芹川の流れを挟んで続く温泉街に下っていくとどこかほっとした気持ちになります。今回は長湯温泉で命の洗濯です。

 

https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/m/mainichigaharu/20190818/20190818134242.jpg ▲芹川にかかるこの橋が長湯温泉の中心部。