毎日ヶ原新聞

日本全国、時々中国、たまにもっと遠くへ、忘れちゃもったいないから、旅の記録。

Let's go to USA!!(その9;九州横断特急)

https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/m/mainichigaharu/20190818/20190818134150.jpg別府駅で発車を待つ「九州横断特急3号」。早く乗り換えなくちゃ。

 

 別府で乗り換えるのは11:42発の1073D特急「九州横断特急3号」人吉行き。これに乗って「荒城の月」のモチーフになったと言われる岡城址のある豊後竹田まで行きます。

 

 前の「ソニック11号」が遅れてしまったおかげであわただしい乗り換えになりました。キハ185系の2両編成は「九州横断特急」仕様の赤い塗装で発車を待っています。ドア脇には「九州横断特急」のマークが描かれていますが、このマークの字体、僕はけっこう好きです。
 それにしても、JR九州のおもしろいところは、特急なのに2両以下だと「ワンマン」だということと、「ワンマン」のくせに客室乗務員が乗務しているということです。客室乗務員がいて検札や車内発券もするというのに「ワンマン」とは、客室乗務員っていったいどういう位置づけなんだ。

 

https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/m/mainichigaharu/20190818/20190818134154.jpg キハ185系が運用されます。

 

https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/m/mainichigaharu/20190818/20190818134159.jpg このマーク、けっこういい。

 

 などと考えているあいだに「九州横断特急3号」は別府を発車し、大分に停車したあと日豊本線から分かれて豊肥本線の山道へ入っていきます。
 豊肥本線に入って最初の駅・滝尾だったかその次の敷戸だったかでいきなり運転停車。対向列車待ちです。僕の乗った2号車自由席車は先頭車両で、前方デッキと運転席部分との間にはほどんど仕切りがないので、展望がききます。デッキに立って対向列車がやってくるのを待っていると、やってきました、これまた赤い気動車。九州非電化区間の主流、キハ200形です。豊後竹田発大分行き普通列車4441Dのようですね。「九州横断特急」は豊肥本線上りでも奇数の列車番号を付けるので、奇数の列車番号の列車どうしがすれ違うというちょっと不思議な現象です。

 

https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/m/mainichigaharu/20190818/20190818134203.jpg キハ200形の4441Dと交換。

 

 4441Dの到着を待って、「九州横断特急3号」は再び山線へ。車内は土曜日ということもあってか旅行客などでかなり混んでいます。車内検札の様子を見ていると、別府から人吉まで乗り通す「鉄」なお人もいらっしゃるようでした。折しもお昼時とあってお弁当を広げる乗客も多く、車内は和やかな雰囲気。「九州横断特急」の活躍ぶりが窺われます。

 

 というわけで別府から1時間とちょっとで「九州横断特急3号」は豊後竹田に到着しました。1面2線のホームの反対側には豊後竹田が始発の大分行き普通列車4447Dが待っていて、ほぼ前後して豊後竹田を発車していきます。ホームには「荒城の月」のメロディが流れます。3年ぶりにやってきた豊後竹田で下車します。

 

https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/m/mainichigaharu/20190818/20190818134209.jpg 豊後竹田に到着。

 

https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/m/mainichigaharu/20190818/20190818134213.jpg こちらは大分行き4447D。

 

https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/m/mainichigaharu/20190818/20190818134218.jpg豊後竹田駅のホームには岡城の模型があったりカボスのベンチがあったり。