Let's go to USA!!（その4；東京モノレール）

▲実に久しぶりに乗りました「東京モノレール」。

　2009年5月22日、羽田空港。

　21:08に東京駅に到着した「はやて28号」を降りた僕は、新幹線コンコースで手早く駅弁を買い、5・6番線ホームへと急ぎました。そしてやってきた電車で浜松町へ行き、東京モノレールへ乗り換えです。北東北発の「はやて東京フリーきっぷ」は東京都区内のJR線のほか、東京臨海高速鉄道と東京モノレールもフリー区間に含まれていて乗り放題なのでおトクです。

　夜9時半を回った東京モノレール浜松町駅のホームはさすがに人も少なく、モノレールも空いています。ここしばらくリムジンバスや京成・京急での羽田アクセスばかりしていたので、モノレールで羽田空港へ行くのはものすごく久しぶりです。待つことしばし、天王洲アイル方面からやってきたのは1000形車両。先頭は1061号機の数字が入っています。

　まだまだ到着便が続く時間帯、数々のライトがきらめく羽田空港を左に眺めながらモノレールでのショートトリップで終点第二ターミナルまで乗り通します。
　第二ターミナルのいちばん端っこにあるのはスカイネットアジア航空(SNA)のカウンター。僕がこれから乗るのはスターフライヤーの北九州行き最終SFJ093便で、その搭乗手続きもSNAが代行しています。

　カウンターに近づいていくとなにやらすごい人だかり。出発までまだ1時間以上もあるのにこの混雑はどうしたことか。
　近づいていくと、スターフライヤーのグランドスタッフさんが近づいてきて「93便のご利用でしょうか」と尋ねるのでそうだと答えると、人だかりになっていないほうのカウンターに案内されてあっという間に搭乗手続きが完了してしまいました。そのときに人だかりのわけを聞いたら、93便の一本前の21:35発91便が機材故障で欠航になり、乗れなかった人々が手続きをしているとのことでした。全員が93便に振り替えることはできないだろうし、こんな夜中にあぶれちゃったらどうするだろう……。

　というわけで、晩ごはんも食べなければならないのでさっさと登場待合室に入ります。昼間は大勢の利用客で終日ごった返す羽田空港も、夜10時を回ってひっそりとしていて、人が見えるのはSFJ093便を待つ1番ゲート付近だけです。

人けの絶えた登場待合室。

　さて、晩ごはんです。羽田空港内のレストランなどはほとんどが9時までなので、駅で食料を購入して登場待合室で食べようと最初から決めていました。連れが大丸の地下で買ってきたお弁当はたくさんのおかずがぎっしり詰まった目にも鮮やか、味もばつぐんの懐石風お弁当。こういうのが食べられるなんてやっぱりニッポンはいいなあ(^^)。僕が東京駅で手に入れたのはNREの「四通わせ（しあわせ）いなり」。わさび、ちりめん山椒、金ごま、高菜の四つの味が楽しめるかわいらしい駅弁です。駅弁を空港で食べる。それもまたオツではありませんか。

大丸地下の弁当はさすが！

こちら東京駅の駅弁。

四通りの味が楽しめます。

　さて、搭乗時刻が近づいてきました。夜も11時近くなると、羽田空港には出発する飛行機も到着する飛行機もほとんどなくなります。登場待合室の窓から見えるのは、明朝の出発を控えて静かに休んでいるJALのA300-600R。まだJASがあった頃、羽田空港の1～5番スポットあたりはJASに割り当てられていました。JALのA300-600RはもともとJASの保有機ですから、A300-600Rは今もかわらずこのあたりをねぐらにしているのですね。さてこのA300-600R、明日はどこ行きになるのでしょうか。

おやすみ中のA300-600R。

　いよいよ1番ゲートから搭乗開始です。23:15発の国内線なんて初めてです。北九州の天気は晴れ、気温19℃と表示されています。どんなナイトフライトになるのでしょうか。1番ゲートから伸びる長いボーディングブリッジの先には、SFJの今日のしんがりを務めるJA-02MCのレジをつけたA320が、夜の闇にその黒いボディをぼんやりと浮き上がらせています。さででは、搭乗！

1番ゲートから搭乗します。

▲この日のシップはJA-02MC。尾翼付け根には「City of Kitakyushu」の文字も。