春の帰省の旅日記(その7;仙台行きの「がんばろう日本」)
▲JEXの新鶴丸機には「がんばろう日本」のメッセージが入って、仙台へ飛びます。
2011年4月25日、がんばろう日本。
東京で用事を済ませ、明けて25日朝、再び羽田空港へとやってまいりました。
これから乗るのは09:30発の新千歳行きJAL509便なのですが、搭乗待合室でぼーっとRWY16R/34L、国際線ターミナル方向を眺めておりましたら、鶴丸が目に飛び込んできました。JALの新鶴丸機をナマで見るのはこれが初めてです。
最近羽田空港ではRWY16R/34Lの向こうをタキシングする飛行機をたくさん見かけますが、南風の日が増えて、RWY22への着陸機が多いからなんですね。D滑走路供用前にはあまり見られなかった姿ですよね。
新鶴丸についに遭遇。
ふと目を近くに移せば、なんと目の前にも新鶴丸がいた!
さっきRWY16R/34Lをタキシングしていた機材もそうですが、これらの機材は新鶴丸マーキングだけではなく、折しも発生した東日本大震災で最も深刻が被害を受けた仙台空港への臨時便へ充当されるべく、「がんばろう日本」の文字もマーキングされています。機材はどちらもJEX機のB737-800で、17番ゲートに入っているほうはレジがJA-337Jとなっています。
17番ゲートにも新鶴丸。
やはりこれがJALらしいかな。
17番ゲートのほうの新鶴丸は09:15発の仙台行きJAL4721便です。米軍による救援・支援活動も一段落し、なんとか不完全ながらも商業便の運航にこぎつけた仙台空港へは、4月13日からANAが羽田便を1日3往復、JALがが羽田便を1日1往復、伊丹便を1日2往復、臨時便を運航させました。仙台空港に飛来した「がんばろう日本」マーキング機を見て、宮城の人々はさぞや心強く感じたことでしょう。
その後東北新幹線が仙台まで、さらに全線にわたって運行再開されるに及んで、現在ではJALの羽田~仙台の臨時便はなくなりましたが、伊丹~仙台と新千歳~仙台には臨時便が飛んでいます。仙台空港の全面復旧にはまだ相当の時間がかかりそうですが、「がんばろう日本」のメッセージに励まされて、1日も早く仙台空港が完全復旧することを願う次第であります。
▲復興のメッセージとともに仙台へ飛ぶ臨時便JAL4721便、心強い。