毎日ヶ原新聞

日本全国、時々中国、たまにもっと遠くへ、忘れちゃもったいないから、旅の記録。

Let's go to USA!!(その1;冷麺汁)

https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/m/mainichigaharu/20190818/20190818133756.jpg瀋陽発成田行きCZ627便、ますます機材が小さくなってこの日はMD-90

 

 タイトルを見てアメリカ合衆国関連の記事だろうと思ってここへいらしたアナタ!残念ながら、アメリカは一切登場しませんのであしからず(^_^ゞ。

 

 今日から、5月に帰国したときの旅レポを隔日でお届けします。名付けて「Let's go to USA」。「USA」にtheがついておらず、「U.S.A.」でもないところがポイント。したがってこれを「ユーエスエー」と読んではいけません。これは「ウサ」です、「ウサ」。

 

 さ、それではいつものように瀋陽出発のところからいきましょうか。

 

 2009年5月21日(木)、またも中国南方航空

 

 世界的経済危機に追い討ちをかけるように新型インフルエンザがパンデミックになったせいで、瀋陽発着の国際線の搭乗率もガタ落ち。この日はとうとう東京成田便までMD-90という小さい機材になってしまってました。この日のMD-90のレジはB-2251。南方航空に吸収される前の中国北方航空(CJ)が保有していた機材ですね。

 

 機材が小さいせいもあってか機内はそこそこ埋まり、定刻08:30よりも少々早めにテイクオフ。上空は雲が多く、離陸した瞬間からこの日は地上の景色はあきらめました。そこでここでは機内食を取り上げます。

 

 CZの機内食はまずいので、昼過ぎに出る日本発の便に乗るときはほとんと食べません。しかし瀋陽発の場合は朝食も食べずに朝早くに空港に出向くのでさすがに腹が減り、つい食べちゃいます。成田便の機内食はそれでもまだプラスチックのトレーや容器に入っているのでちょっとマシに見えます。日本風のそうめんも付いています。

 

https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/m/mainichigaharu/20190818/20190818133815.jpg CZ627便の機内食

 

 しかし!よーく見てみると、このそうめんにかけるめんつゆ、なんかヘンじゃないですか?透明な包装袋には「NOODLE SAUCE」、「めんつゆ」とも書いてありますが、いちばん大きく書いてあるのは中国語で「冷麺汁」。冷麺のスープってすっぱいのでは?その冷麺とは違うのかな?などと思いながら袋を破いてそうめんにかけ、ワサビをちょっと載せて、いただきまーーす。

 

https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/m/mainichigaharu/20190818/20190818133811.jpg 「冷麺汁」?(面は麺の略字)

 

https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/m/mainichigaharu/20190818/20190818133819.jpg 一見なんともないようですが。

 

 …………スッパイ(x_x)。

 

 本当に韓国朝鮮冷麺のスープだった。そうめんと全然合わん。マズ。遼寧省吉林省には朝鮮族中国人もたくさん住んでいて、朝鮮半島も近いし、韓国朝鮮料理店が至る所にあるのは確か。でも、だからと言って、そうめんに冷麺のスープを出さないで~~(T_T)。

 

 さて、厚い雲を突っ切ってファイナルアプローチ。いつものように房総半島沖から銚子の手前で陸地上空に入り、南風ということでぐるりと北に回ってRWY16Lへとディセントします。高度が下がるにつれてよく見えてくる地上の景色は、このあたりでもけっこう田んぼが広がってるんですねえ。きれいに区画された水田にたっぷりと水が張られ、田植えが終わったばかりでしょうか。こういう景色を見ると、ニッポンはやっぱり豊かで美しいなあと感じます。

 

https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/m/mainichigaharu/20190818/20190818133828.jpg うるはしの国ニッポン。

 

https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/m/mainichigaharu/20190818/20190818133832.jpg 田植えが終わったばかり。

 

 着陸はいつもどおり定刻より早かったのですが、この日のCZ627便はなんとめずらしくボーディングブリッジのあるスポットには入らず、沖止めになってしまいました。バスでの移動になってしまいますが、瀋陽から飛んできて沖止めになるのは僕にとってはこれが初めて。新型インフルエンザの検疫措置の一環なのかしら?そんなことはないよねえ。ま、沖止めになったおかげで、乗ってきた飛行機を間近でみることができてよかったですが(^^)。

 

https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/m/mainichigaharu/20190818/20190818133839.jpg けっこう乗ってましたね。

 

https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/m/mainichigaharu/20190818/20190818133835.jpg MD-90の独特なエンジン配置。

 

 新型インフルエンザ対策の検疫措置は思ったほど厳しくはなく、健康状態の申告用紙を提出すればあとはスムース。余裕で12:45発の羽田空港行きリムジンバスに乗り継ぐことができました。湾岸線も混雑はなく、羽田空港で次にのる飛行機のチェックインを済ませたところでようやく14時でした。スバラシイ。

 

 実はこの日は17時に青森市内の行きつけの歯医者に予約が入っていて、東京からはやむなく飛行機にしたのです。飛行機で青森へ帰るなんてすごい久しぶり。

 

 乗ったのは羽田15:00発のJAL1207便。機材はもとJAS所属のA300-600Rです。事前に予約したときからずいぶん混んでいる気配があったのですが、満席でした。しかも後方座席は全部修学旅行生。新型インフルエンザで修学旅行を中止している学校も多いと聞いていましたが、大勢で青森にきてくれてありがとうって感じです(^^)。

 

 僕の座席は主翼のうしろ部分だったのでそれほど景色は楽しめませんでしたが、それでもそろそろ高度を下げてきたところで田沢湖や八幡平の山並み、十和田湖、八甲田連峰などを眺めることができました。田沢湖の北に見えたのは鎧畑ダムと秋扇湖。その北には玉川ダムのある宝仙湖があったはず。

 

https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/m/mainichigaharu/20190818/20190818133823.jpg 眼下に田沢湖

 

https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/m/mainichigaharu/20190818/20190818133801.jpg 秋扇湖と向こうに八幡平。

 

 JAL1207便は16:15のほぼ定刻どおり、青森空港に到着しました。歯医者の予約まであと45分。しかし、羽田で荷物を預けてしまったのが修学旅行とかちあって、なかなか荷物が出てこない。急いで荷物をピックアップして、大奮発してタクシーに乗って山を下ります。青森駅西口近くの歯医者へ一直線。歯医者にたどりついたのは16:50でした(^^)。

 

https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/m/mainichigaharu/20190818/20190818133806.jpg ▲ひさびさに飛行機で帰省。青森空港に到着したJAL1207便。