毎日ヶ原新聞

日本全国、時々中国、たまにもっと遠くへ、忘れちゃもったいないから、旅の記録。

「日本海」でいったりきたり(その11;八戸線)

https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/m/mainichigaharu/20190818/20190818123002.jpg ▲この日の最後にようやく出会えたタラコちゃん。

 2006年11月23日、八戸線ショートトリップ。

 青い森鉄道の3513Mは、14:56に終点八戸に到着しました。南部名物「つつけ」を一抱え持っていてすごく重いのでこのまま家に帰ろうかなとも思いましたが、八戸線に15:02発久慈行き普通列車443Dというのがあってすぐに接続だったので、ちょっとだけ八戸線に乗ってから帰ることにしました。

 八戸線ならタラコ色のキハ40だといいなと思ってホームを移動したのですが、残念ながらこの日の443Dは八戸色(岩手色?)のキハ40系。それでもキハ40に乗ることができるのならそれだけでうれしいかも(^^)。先頭車両はキハ48-1547のようです。

 443Dの待つ1番線へ降りると、反対側のはずれの4・5番線ホームにはE751系485系3000番台が仲良く並んで停まっています。手前4番線のE751系は15:03発の17M特急「つがる17号」、向こう5番線の485系3000系のほうは14:45に到着した4020M特急「白鳥20号」でしょう。

https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/m/mainichigaharu/20190818/20190818122936.jpg 八戸駅にズラリ。

 さて、443D発車です。どこまで乗ろうか。そもそもあまり乗ったことのない八戸線、降りたことのある駅となると本八戸と久慈だけです。そこで、港に近く、八戸市民の台所として鮮魚店が並ぶという陸奥湊駅で降りてみることにしました。

 陸奥湊までは八戸からわずか15分。長苗代に停車のあと、本八戸、小中野と青森県内では非常に珍しい高架駅に停まり、その次が陸奥湊です。1面2線の交換可能なホームを備えた陸奥湊駅は、これまた県内では珍しい橋上駅です。僕が知る限り、県内で橋上駅と言えば他には三沢駅弘前駅ぐらいですが、他にもあったかしら。

https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/m/mainichigaharu/20190818/20190818122941.jpg 走り去る443D。

https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/m/mainichigaharu/20190818/20190818122949.jpg 初下車、陸奥湊駅。

 ところがアナタ、陸奥湊で下車してみたはいいけれど、確かに駅前から港に向かって狭い道にぎっしり鮮魚店が並んでいますが、残念ながら、やっぱり市場は朝が勝負に決まってる。休日のこんな時間じゃやってるわけないよね。というわけでほとんどの店が閉まっていたので、港にまでも行かずに撤退。でも、晩ごはんのおかずの買い出しとかできないのは困る。あ、休日とか休漁日だと店を開けないのでしょうか。

 陸奥湊駅の北口から出て歩いてきたので、今度は南口から入ります。南口と言っても橋上駅ですから単に階段の上り口があるだけですが(^_^ゝ。
 晩秋の北日本は日暮れが早い。まだ午後4時にもなっていないのに日は傾きかけ、少し夕焼け色が混じってきたようです。陸奥湊滞在はこれまた短くわずか17分。15:34発の鮫始発444D(これまた八戸色)で八戸駅へ引き返します。

https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/m/mainichigaharu/20190818/20190818122946.jpg なにやら殺風景な南口。

https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/m/mainichigaharu/20190818/20190818122954.jpg 444Dで八戸へとんぼ返り。

 八戸到着は15:51。16:14発の4019M特急「スーパー白鳥19号」に接続しますが、八戸でちょっとひと休み。17:07発の4021M特急「スーパー白鳥21号」も飛ばして、17:11発の青森行き普通列車577Mを洗濯します。

 すでに日は暮れ、八戸駅のホームにも闇が漂い始めました。2・3番線ホームに下りて、折り返しになる三沢からの普通列車1552M「三沢シャトル」の到着を待ちます。

 すると、なんと2番線に停まっているのはキハ40系のタラコ色。おおお、タラコちゃーーーん!!これは17:08発の久慈行き普通列車451Dですね。タラコ色で、しかも3両編成。最後尾車両はキハ40-551、先頭車両はキハ40-590のようです。いやーーこれに乗りたかったーーー。JR東日本盛岡支社のHPにはなつかしの気動車の運用日程がちゃんと載っているのですが、何しろ勉強不足なもので(^_^ゝ。でもまあ八戸の離れ際にタラコ色が見られたからよしとしよう。タラコ色キハ40の車窓からは車内の蛍光灯の明るい光がホームに漏れ出て、心なしかとても暖かそうに見えました。

 さて、こちらは1552Mが折り返しの577Mとなり、451Dを見送ったあとこちらも出発です。どちらの列車も、平日なら下校途中の高校生なんかで大混雑なのでしょうけれど、休日のこの日は空いています。577Mのほうはそれでも買い物客などでそこそこの混み具合になったでしょうか。青森までは1時間33分。客車時代に比べて所要時間はかなり短くなりました。ロングシートの乗り心地は悪いですが、その俊足ぶりを見せてもらいましょう。

https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/m/mainichigaharu/20190818/20190818122957.jpg 暮れたホームにタラコ色。

https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/m/mainichigaharu/20190818/20190818123006.jpg八戸駅で発車を待つ久慈行き451D。休日のせいで空いた車内から明るい光が漏れてきます。