毎日ヶ原新聞

日本全国、時々中国、たまにもっと遠くへ、忘れちゃもったいないから、旅の記録。

晩秋初冬すてきなニッポン(その57;がっつり駅弁)

https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/m/mainichigaharu/20190818/20190818130144.jpg ▲おなじみ崎陽軒のシウマイに付いてるかわいい醤油差し。

 2008年12月6日(土)、OBENTO--。

 500系で運転される博多行き「のぞみ29号」は、定刻12:30に静かに東京駅を発車しました。品川、新横浜と停まるたびに乗客は増え、土曜の真っ昼間の東海道新幹線はあいかわらず大盛況です。

 時間帯がちょうどお昼時ということで、東京駅発車直後から(発車前からもかな?)車内のあちこちではランチを広げる姿が目に付きます。土曜日なのでさすがの東海道新幹線といえどもスーツ姿は多くなく、旅行客とおぼしき人たちが多い感じ。ビジネスマンだと、コンビニか駅の売店で買ったサンドイッチやおにぎりを白いレジ袋をがさがさ言わせながらもそもそ食べる姿を車内でもよく見かけるものですが、旅行客が多いと駅弁モード全開です。東京駅からだと駅弁以外に大丸なんかのデパ地下弁当を選んだ人も多いでしょう。

 というわけで、こちらも駅弁全開でいきます。まずは「金目鯛煮魚弁当」。次の日中国へ戻るというときに何が食べたいかと言えばやはり海産物なんですね。特に「金目鯛」とか「煮魚」とか、僕の住んでる瀋陽ではまず口には入らないので、金目鯛の煮魚なんてかなりうれしい(^^)。

「本格料亭の味」という宣伝文句が付いていますが、東京など都心部の駅を中心に、最近こういうタイプの駅弁って多くありませんか?見た目も美しく、高級感がそれなりにあり、おかずの種類が豊富でおいしい一方、駅弁の特徴である地域性というか、「その土地ならでは」感が薄いというか。いや、とにかく煮魚ばかりじゃなくていろいろな日本の味が楽しめておいしいです。

https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/m/mainichigaharu/20190818/20190818130121.jpg 「金目鯛煮魚弁当」。

https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/m/mainichigaharu/20190818/20190818130131.jpg ▲煮魚だけでなくおかずの一つ一つがおいしい幕の内的なのもいい。

 箸休めは言わずと知れた崎陽軒のシウマイ。何度か記事にも書きましたが崎陽軒の「シウマイ弁当」は秀逸です。でも今回は主食は別の駅弁にしたので、「シウマイ弁当」は選ばすにシウマイだけ。おなじみの包装紙をほどくと、グリンピースの載った小振りなシウマイが15個。そのかたわらには練り辛子と、とてもかわいい陶器の醤油差し。持ち帰って何度も使うことができていい感じ。醤油に練り辛子を溶いてそれにつけて食べますと、おいしーーーい。見た目はどうってことないのに、崎陽軒のシウマイは確かにおいしい。

https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/m/mainichigaharu/20190818/20190818130117.jpg まいどおなじみ。

https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/m/mainichigaharu/20190818/20190818130139.jpg 定番のおいしさです。

 駅弁、もう一ついきましょうか。

 「季節限定 大漁御膳」。外箱には「天然国産鰤」の文字が躍ります。ブリの照焼き、ほたて煮、エビの旨酢漬け、イカの照焼き、イクラ、アサリ、カニ、錦糸玉子などがたっぷり載った炊き込みご飯はこれまた豪華でなかなかおいしい。こういうのがわりと気軽に食べられるなんてニッポンはやっぱりいいなーー。あっ、天気がよいので富士山が見えるかもしれない。ゆっくり食べている場合ではない。早く食べ終わって富士山を待ち受けなければ。

https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/m/mainichigaharu/20190818/20190818130127.jpg 冬季限定らしい。

https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/m/mainichigaharu/20190818/20190818130134.jpg ▲みなさんお忘れかもしれませんが、これらを食べているのは「のぞみ29号」の車内です。