晩秋初冬すてきなニッポン(その47;青森でのんびり)
2008年12月1日(月)、青森市内のとある踏切。
それからしばらく青森の実家で過ごしました。青森市の繁華街はかつては青森駅から続く新町通り周辺でしたが、今や郊外に大型スーパーやホームセンターがいくつもでき、市民の多くは車でそこへ出かけていき、青森駅周辺や新町通りには近寄らなくなりました。今、駅前は本当に寂れています。しかし僕は、郊外まで気軽に行ける車はないし、駅前なら歩いて行けるので、実家に帰ると出かける先はもっぱら駅前です。
駅へ行くのに、奥羽本線・津軽線・貨物用短絡線の踏切を渡ります。その踏切の向こうに僕が通った小学校があり、僕が小学校へ通っていた頃は、登校時間に上野行きの「いなほ」が入線のためにこの踏切を通り、開かずの踏切になります。それにひっかかるかどうかが遅刻か否かの分かれ目でした。
それはともかく。
その踏切に止められて待っておりますと、青森駅方面から電気機関車が単機でやってきます。これは珍しいこともあるもんだと思って見ていますと、それはどうやらEF81のようです。貨物列車関係は短絡線のほうを通るし、どうして駅の方から来るんだろう。
突然やってきたEF81。
そしてそのEF81はゆっくりと踏切を通り過ぎ、弘前方へ去って行きました。と、その振り向きざまに見えたものは!
なんと、うしろ側には寝台特急「あけぼの」のヘッドマークが装着されているではないですか。ということは、到着した下り「あけぼの」を牽引してきて、車両センターに引きあげるEF81?この日の牽引はEF81-139だったようですが、いやいや、ちょっと待ってください。機関車は市内西部にある青森車両センターではなく、東部にある機関車区のほうだったのでは?いったいいつから車両センターに引きあげるようになったのでしょう?青森駅構内に入らなくなった「北斗星」の運用と関係があるのでしょうか?実家の近くでいろいろ見られるようになるのはいいけれど、どうしてなんだろう~~??
ちなみに、下の写真のEF81の左側の線路が奥羽本線で新青森、津軽新城方面へ伸び、右側の線路は津軽線・津軽海峡線で油川、津軽宮田、蟹田、函館方面へと伸びています。EF81がいる真ん中の線路は車両センターと青森駅構内との間の入れ替えに使われています。
▲なんと「あけぼの」のヘッドマークが。でもどうしてそっちに行くの?