厳冬の中国最北端をゆく(その19;根河・伊図里河)
▲根河駅、つかの間の雑踏と賑わい。
2007年1月8日、牙林線と伊加線。
潮中駅を出て走ること約30分、「根河駅」に到着しました。ここは内蒙古自治区ホロンバイル市の下の根河市(県級市)の中心地ですから、駅では大勢の人が降り、また大勢の人が乗り、ホームはにわかに活気を帯びました。
根河駅には一日4回列車がやってきます。ハイラル~満帰の一往復と、一つ前の停車駅「潮中駅」から分岐している「潮烏線」の終点モルドガ(漢字名「莫爾道嘎」)とハイラルを結ぶ一往復。その一日4回、駅がにぎわう。大勢が乗り降りする。そして駅前がにぎわう。こういうのが昔ながらの「駅」の姿なんでしょうねえ。それに比べると、今の日本人の心は、どんどん「駅」から離れていってるような気がするなあ。
根河駅には一日4回列車がやってきます。ハイラル~満帰の一往復と、一つ前の停車駅「潮中駅」から分岐している「潮烏線」の終点モルドガ(漢字名「莫爾道嘎」)とハイラルを結ぶ一往復。その一日4回、駅がにぎわう。大勢が乗り降りする。そして駅前がにぎわう。こういうのが昔ながらの「駅」の姿なんでしょうねえ。それに比べると、今の日本人の心は、どんどん「駅」から離れていってるような気がするなあ。
根河駅に到着。
根河市の中心駅。
根河駅から約50分で、4182次列車は伊図里河駅に到着しました。11:26です。ここは、ハルビンから漠河県に行くときにN41次列車で通ったジャグダチ駅から分かれている「伊加線」と合流する駅で、ジャグダチ方面から入ってくる列車や、ハイラル方面からジャグダチ方面へ抜ける列車があるので、それなりに大きな駅になっています。4182次列車もここで17分の停車です。
いちおうジャンクション駅。
これだけ停車時間があると、ゆっくりホームに下りてみることができます。雲一つない快晴になった青空に、東風4型ディーゼル機関車のオレンジ色が映えています。しかし何度も書きますが、実はすごく寒いんですよ!こんなに青空のお昼時でもマイナス15℃は下回っているでしょう。きれいに雪かきされたホームの上で固まった雪を踏みしめると、きゅっきゅっと気持ちのよい音がします。引き込み線には木材運搬の貨車を長く連ねた貨物列車が停まっていて、このあたりが中国の木材供給の拠点であることを窺わせます。
この緑の客車がgood!
▲「牙林線」と「伊加線」が合流する伊図里河駅でしばしの休憩をする4182次列車。