晩秋初冬すてきなニッポン(その38;夕暮れの雨晴駅)
2008年11月26日、再び雨晴駅。
雨晴駅に戻ってきました。有人委託駅ですから切符を買うことができます。氷見までの切符を買って、ホームに出ます。ホームは2面2線で行き違いができるようになっています。駅舎と反対側のホームの向こうはすぐ海ですが、ホームに背の高い立派な松の木があってちょっとした防風防波林のようになっています。跨線橋はなく、高岡方面へ行く人は線路を横切らなければなりません。
雨晴駅のホーム。
高岡方面は線路を渡って。
雨晴駅のホームのいちばん高岡寄りに立つと、そこからもみごとな海越しの立山連峰の姿が望まれます。空には薄雲がかかってきたでしょうか。立山連峰が頂く雪が夕焼け色に染まってきたように見えます。山の端も心持ちピンク色になってきたような。雨晴海岸の夕暮れも間近になってきたようです。もう少し時間があれば、海が陰となって闇に沈み、やがて立山連峰が赤く染まり、そして薄墨のように空に溶けていくさまが見られるかもしれません。しかし僕が許される時間はここまで。立山連峰の望める向こうから列車が近づいてきました。雨晴駅16:31発の氷見行き543Dです。せっかくここまで来のですから氷見まで足を伸ばし、氷見線完乗といきましょう。
やがて列車がやってくる。