毎日ヶ原新聞

日本全国、時々中国、たまにもっと遠くへ、忘れちゃもったいないから、旅の記録。

2008年夏、はやぶさ、薩摩三昧(その44;天空露天風呂)

https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/m/mainichigaharu/20190818/20190818121735.jpg ▲すいません、これ、僕の足です。温泉に浸かってます。錦江湾眺めてます。

 2008年7月14日、海の見える天空露天風呂。

 今回泊まった宿は、指宿砂むし会館にほぼ隣接していて、宿の中の浴場へはそこから温泉を引いているのだそうですが、このお湯がまた実に熱い!それを加水せずかけ流しなので、入浴する人の少ない深夜12時から翌朝6時まではお湯が熱すぎるため、浴場は閉鎖されます。前夜、夕食後ひとやすみして、夜11時過ぎに2階の大浴場へ行ってみたら、他には誰もいなくて貸切状態で温泉を堪能することができましたが、とにかくもうお湯が熱くて、芋焼酎ですでにタコになっていた僕は、熱湯沸騰温泉で完全にゆでだこになってしまいました(^_^ゞ。

 この宿のもう一つのウリは、9階にある天空露天風呂。9階から錦江湾を一望の下に見渡しながら露天風呂に浸かれるというので、思いっきり早起きをして、朝6時のオープンに合わせて行ってみました。

 エレベーターで8階まで行き、それから階段で9階へ上がると、そこはほぼ屋上で、男女に分かれた脱衣場と浴場、そして小さな庭園があります。同じことを考える宿泊客はやはり多いようで、まだ朝6時になったばかりだというのに、天空風呂はかなりにぎわっていました。

 浴場に入ると、まず眼下にどーーんと錦江湾の海原が目に飛び込んできました。夏ですから日も既にのぼり、確かにすばらしい景色です。
 さっそく湯船に体を沈めると、ふつうは海が見える露天風呂と言っても湯船の中に首まで浸かってしまえば視界からは海が消え、空ばかりが見えるようになるものですが、ここは違う。湯船に首まで浸かっても、はるか遠くまで錦江湾が見渡せるのです。まさに偽りなしの天空露天風呂。

https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/m/mainichigaharu/20190818/20190818121739.jpg こんな感じに湯船があって。

https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/m/mainichigaharu/20190818/20190818121726.jpg 正面からサンライズ~。

 いや~しかしいい眺めです。この日もいい天気になりそうな青空が早くも広がっています。日本人ってどうしてこんなに風呂が好きなんでしょうね。列車に揺られながら車窓の景色を楽しむのもよいですが、こうやって豊かな温泉に浸かって広々とした景色を楽しむのもまたこれすばらしいゼイタクです。左のほうは指宿市街地の向こうに魚見岳、田良岬、知林ヶ島、その向こうにはくっきりとした天気ならば桜島も望めるのかもしれません。正面から右のほうへかけて見えているのは大隅半島です。
 朝風呂に興じようとやってくる人が増えてきました。いつまでも入っていたいところですが、この景色はみんなでシェアしなくては。でもこの天空露天風呂、また来た~い!

https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/m/mainichigaharu/20190818/20190818121730.jpg あっちには桜島が見えるかも?

https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/m/mainichigaharu/20190818/20190818121743.jpg 右手遠景は大隅半島

https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/m/mainichigaharu/20190818/20190818121747.jpg ▲脱衣場を出て9階の山手の窓からは、市街地の向こうにひょっこりと開聞岳が顔を出していました。