毎日ヶ原新聞

日本全国、時々中国、たまにもっと遠くへ、忘れちゃもったいないから、旅の記録。

山形ワンタッチトリップ(その3;仙山線)

https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/m/mainichigaharu/20190818/20190818223127.jpg ▲仙台発10:34の愛子行き普通列車1843Mが8番線から出ていった。

 2008年10月2日、仙山線

 さて、「はやて8号」は仙台に10:25に到着しました。ホームには東京方面へ向かう乗客(主にビジネスマン)の長い列ができています。その列をかきわけて改札を抜け、在来線ホームへと向かいます。
 仙台駅では、折しも「仙台・宮城デスティネーションキャンペーン」が始まったばかりとあって、1階コンコースにはさまざまな観光パネルが並び、平日の朝だというのに特設ステージではさっそくイベントが行われていました。このキャンペーンを機に仙台~新庄間にデビューした「リゾートみのり」にも乗ってみたいものですなあ。

 それはそうと、やってきたのは仙台駅7番・8番線ホーム。仙山線の発着ホームです。仙台・山形間の移動はバスが圧倒的に便利です。仙山線の山形行きは一時間に一本程度しかありませんが、バスのほうは10~15分に一本のフリークエントサービス。僕も悩みに悩みましたが、やっぱりだからと言ってバスに流れるわけにはいかんでしょうとの結論に達し、やってきました7番線。10:50発の山形行き快速3835Mに乗るのです。

 車両はE721系。乗るのは初めてです。2006年投入の交流専用電車で、車内はセミクロスシート。3両編成での運転です。ボックスシートの窓際に陣取って発車を待ちます(この時に8番線の向こうの測線にED75がやってきたので驚いて飛び出しましたが)。

https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/m/mainichigaharu/20190818/20190818223132.jpg 発車を待つ山形行き3835M。

https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/m/mainichigaharu/20190818/20190818223122.jpg ▲仙台地区に投入された新型車両E721系。なかなかスマートな感じ。

 仙山線に乗るのなんて何年ぶりだろう。ほとんど記憶に残っていません。たしか就職して最初の年に学生時代の同級生たちと山寺まで遊びに行ったような……とにかくすごい久しぶりです。
 10:47に山形からの快速3836Mが8番線に到着するのを待って、こちらはいよいよ出発です。しばらく東北本線と併走し、それから大きくカーブを描いて東北本線を跨ぎ、進路を北にとります。仙台も政令指定都市になり、通勤圏はどんどん広がって、都市近郊の風景が続きます。愛子止まりの列車が多いということは愛子までが概ね通勤圏内ということでしょうか。停車駅で交換する列車には719系もまだまだ見られます。そこから先は県境越えの山深い風景となり、作並、奥新川、面白山高原、山寺など渓谷美や早や色の変わりはじめた森林を眺めながらの道中です(と言いつつ、仙山線沿線の写真を一枚も撮らなかった僕っていったい……(^^ゞ)。

 絶対的にバスが優勢だと思っていたのに、山形行きの快速3836Mの乗車率もなかなかよく、しかも山形まで乗り通す人がほとんどでした。山形までの所要時間は68分。11:58に終点山形に到着です。
 ホームに降りると、反対側のホームには見慣れないカラーリングの気動車が発車を待っていました。12:11発の左沢行き普通列車333Dのようです。キハ100系キハ101形のようですね。正面の貫通扉と側面のほとんどを占めるスカイブルーが新鮮です。車側には「FRUITS LINER」の文字も入っています。なるほど、「フルーツライン左沢線」が愛称ですから、車両も同様のコンセプトなのでしょう。実は左沢線も未乗です。改めて乗りに来なくっちゃ。

https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/m/mainichigaharu/20190818/20190818223142.jpg FRUITS LINERがお出迎え。

https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/m/mainichigaharu/20190818/20190818223137.jpg左沢線で活躍するのはキハ101形。独特のスカイブルーのカラーリングでさわやかな雰囲気。