2008年夏、はやぶさ、薩摩三昧(その34;485系たち)
▲全身これダークグリーンの「きりしま編成」、その先頭車両側面に入るロゴ。けっこうシブイ。
2008年7月13日、特急「きりしま」。
もう少し鹿児島中央駅構内を見回してみましょう。
3番・4番線ホームは日豊本線の発着に主に使われているのでしょうか。4番線にはたった一編成しかないオールダークグリーンの「きりしま編成(Dk9編成)」が充てられた09:46発特急「きりしま84号」国分行きが発車を待っています。一度乗ってみたいですねえ、濃緑色の特急「きりしま」。
Dk9編成最後尾はクハ481-256。
ちょっと暗くてすんません。
そのお向かいの2番線には、09:35に到着した宮崎からの6003M特急「きりしま3号」がひと仕事を終えて停まっています。こちらはハウステンボス色をベースにした「KIRISHIMA & HYUGA編成」のDo4編成です。どちらもその顔は485系そのもの。色は違えど原形をとどめています。
こちら「K&H」タイプ。
中間車はド派手なイエロー。
側面に大きく入ったロゴといい、ドア脇の行き先表示幕に記されている「きりしま」という文字の流れるような和風の書体といい、JR九州の手にかかっては老兵の485系もまだまだ活き活きとしているように見えます。九州新幹線博多~新八代間開業後の去就が懸念されますが、なんとかこのままがんばり続けてほしいものです。ただ少し気になるのは「きりしま」の走らせ方。宮崎・宮崎空港発着はまあよいとして、鹿児島中央~国分・霧島神宮間を走る短距離版「きりしま」は、特急だというのに停車駅が通過駅より多く、「快速」かそれ以下の走りしかしていません。いくら車両が古く、特急料金が安いからと言っても、ちょっとかわいそうです。鹿児島中央駅から30km台圏のシャトル的アクセス列車という位置づけなのだろうとは思いますが、もっと特急らしく活躍させてあげたいなとも思う今日この頃です。