毎日ヶ原新聞

日本全国、時々中国、たまにもっと遠くへ、忘れちゃもったいないから、旅の記録。

宮崎駅の一番列車(夏の旅、北へ南へ時々台風;その28)

イメージ 2 ▲8月半ばとは言えまだ明け初めぬ朝5時10分の宮崎駅ホーム。

 2016年8月19日、夜明けとともに。

 前夜、あまりに痛快な夜を過ごしてしまったので、翌朝は痛恨の寝坊をしてしまうのではないかとちょっと心配でしたが、なんとか目を覚まし、まだ夜の明けぬ、朝5時10分の宮崎駅へやってきました。

 外はまだ真っ暗で、暑さはそれほどでもないですが、湿度はけっこう高く、そのせいでカメラのレンズが曇ってなかなか元に戻りません。

イメージ 1 ▲早朝のJR宮崎駅からこの日はスタート。

 2番線には、817系電車V005編成の2両編成電車がいて、車内の明かりを灯して出発準備中。行き先表示は「宮崎」になっているけれど、これは05:38発の鹿児島中央行き普通列車6931Mに変身しそう。

 3番線にはハイパーサルーン783系が停まっていて、これは05:57発の鹿児島中央行き6001M特急「きりしま1号」ですね。

 そうこうしているうちに、ようやく空が明るくなってきました。

イメージ 3 ▲「宮崎」表示になってるけどたぶん05:38発の鹿児島中央行き6931M。

イメージ 4 ▲やっと空が明るくなってきましたよ。左は05:57発の特急「きりしま1号」。

 僕が待っているのは、宮崎駅をいちばん最初に発車する05:30発の志布志行き普通列車1923D。1番線からの発車ですが、列車の姿はありません。明るくなるにつれ、少しずつ列車待ちの人も集まってきました。

 すると、発車時刻5分前の05:25頃、南宮崎方から単行気動車がゴロゴロとエンジン音を響かせて入線してきました。これが志布志行きであります。

イメージ 5 ▲明るくなるにつれ、だんだん列車待ちの人が増えてきました。

イメージ 7 ▲南宮崎方から、08:25に1番線に入線した単行気動車。

イメージ 6 ▲手差しの行き先表示板。

 車両はキハ40-8065。白地に青帯のままで、この車両に3時間も揺られて旅ができるなんて、うれしいです。

 車内には6、7人が乗り込み、発車を待ちます。車端部はロングシートになっていますが、車内のほとんどはボックスシートで、往年の気動車という感じがします。南宮崎方から入線しましたが、進行方向もまた南宮崎方面なので、来た方向へ戻っていくことになります。テールランプを点けかえて、志布志行き1923Dはまもなく発車です。

イメージ 8 ▲ボックスシートが並ぶ車内に乗客がちらりほらりと。

イメージ 9 ▲南宮崎方面へ戻る形で出発します。