毎日ヶ原新聞

日本全国、時々中国、たまにもっと遠くへ、忘れちゃもったいないから、旅の記録。

787系特急「きりしま」(暖冬正月北から南まで;その31)

イメージ 1 ▲鹿児島中央駅4番線で発車を待つ特急「きりしま12号」。

 2014年1月9日、車窓に広がる錦江湾、そして桜島。

 宮崎行き特急「きりしま12号」の発車が近づいてきました。

 この日の「きりしま12号」は4両編成の787系BO108編成。進行方向前方が4号車、最後尾が1号車で、1号車の半室がグリーン指定席、半室が普通指定席、残りの3両は自由席です。どんな混み具合なのか想像がつかなかったということと、滅多に乗ることのない「きりしま」の記念乗車のつもりで、今回は普通車指定席を確保しておきました。

イメージ 2 ▲1号車の車側のロゴなど。

イメージ 3 ▲LED表示ではなく巻き取り式のままなのがうれしい。

 車側にはロゴなどが描かれていますが、そこには「INTERCITY AROUND THE KYUSHU」と記されています。ここにはかつては「TSUBAME」とか「ARIAKE」などと記されていたのでしょう。今は列車愛称名を特定することなく、汎用タイプとなってオールラウンドに活躍しているということですね。

 さて「きりしま12号」、14:19定刻に鹿児島中央を発車です。

イメージ 4 ▲最初の停車駅は鹿児島。「きりしま11号」と交換です。

 最初の停車駅は隣駅の鹿児島駅。6011M特急「きりしま11号」と交換し、錦江湾沿いの海べりをくねくねとカーブしながら日豊本線を走って行きます。

 この日はほんとにいい天気。鹿児島県庁展望フロアから見えていた桜島がさらに近く、さらにくっきりと、錦江湾に浮かんでいて、絶景です。名勝「仙厳園」の脇を通り抜け、竜ヶ水、重富、姶良と進むごとに少しずつ見え方の変わる桜島を今しばらくごらんくださいませ(^^)。

イメージ 5 ▲仙厳園のちょい手前、尚古集成館のところから。

イメージ 6 ▲いや、ホントきれい。1月だということを忘れてしまうぐらいの良い天気。

イメージ 7 ▲冬は鹿児島市の方へはあまり噴煙が飛んでこないらしい。

イメージ 9 ▲重富あたりまで来ると桜島はだいぶ遠ざかった感じになりますね。

 ところで、このときショックなことがあったんですよねー。

 桜島のすばらしい風景を車窓からぼんやり眺めているうちに「きりしま12号」は、たしか帖佐駅構内に入っていったのですが、そこで交換待ちをしていたのがあのクルーズトレイン「ななつ星in九州」だったんですよっ!

 あまりに突然の登場に、僕はあわてふためくしかなく、一瞬とは言え「ななつ星」の車両を間近に見られたのはそりゃもちろんよかったですけど、でもほんとに一瞬。写真を撮る間なんてもちろんナシ。も~、そこで待ってるなら待ってるって先に言ってよね~って感じ(笑)。

イメージ 8 ▲北の方、ずっと奥に見えるのは霧島とか高千穂の連山なのかしら……