毎日ヶ原新聞

日本全国、時々中国、たまにもっと遠くへ、忘れちゃもったいないから、旅の記録。

列車行き交う南宮崎駅(Long Summer Vacation;その14)

イメージ 11▲「きりしま4号」が宮崎で折り返して戻ってきた「きりしま9号」が南宮崎に入線。

 2018年7月9日、特急でもワンマン。
 
 車両センターがあり、日豊本線と日南線と宮崎空港線の列車が行き交う要衝の駅だけに、南宮崎駅のホームに立っていると、いろんな列車が見られて楽しいです。
 
 2番線には、09:43に到着した佐土原始発の南宮崎行き普通列車6755Dが、終点南宮崎に到着してひと仕事終えたという感じで停車中。これも宮崎方が日南カラー、都城方が九州色の気動車2両編成です。ドア脇には「志布志←佐土原←南宮崎」というこれまた2列車を一つにまとめたサボが挿してあります。志布志を05:50に1926Dとして出発した佐土原行き普通列車が佐土原で南宮崎行き6755Dとして戻って来るのですね。
 
 そこへ1番線に都城方から入ってきたのは、09:50発の宮崎行き普通列車6758D。始発は隼人で、隼人を05:51に2922Dとして出発し、肥薩線で吉松まで行き、それから吉都線に入って都城へ出て、列車番号を6758Dに変えて宮崎まで行くロングラン列車。所要時間は4時間03分にのぼります。先頭車両はキハ40-8101です。
 
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▲1番線に到着したのは隼人始発肥薩線吉都線経由宮崎行きの6758D。
 
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▲2番線は、志布志→佐土原→南宮崎と走って09:43に到着した6755D。
 
 1/2番線ホームの天井にある列車案内には、次の列車は1番線の09:56特急「きりしま4号」宮崎行き、その次は10:20発の鹿児島中央行き特急「きりしま9号」だとの表示が出ています。特急は上り下りに拘わらず1番線発着を基本としているようですね。
 
 やがて都城方から6004M特急「きりしま4号」がやってきて、1番線に停車。787系のBo-104編成ですね。Bo編成はワンマン運転対応車両で、車側の行き先表示幕にも「ワンマン」の文字が表示してありますが、特急列車にさえ車掌が乗務しないというのは、それでいいんかなーという気になりますが。
 
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▲南宮崎駅では日豊本線の特急列車は下りも上りも1番線に発着するようです。
 
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▲鹿児島中央から2時間18分かけて特急「きりしま4号」が到着。
 
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▲特急なのにワンマン運転。それでいいのか。
 
 3/4番線ホームには、日南線と宮崎空港線の列車が発着します。4番線に日南カラー車と九州色車の気動車2両編成で到着したのは、志布志始発の宮崎行き普通列車1932Dでしょうか。10:03に到着し、3分停車します。
 
 すると3番線にやってきたのは、側線に留置してあるのと同じ真っ赤な713系「SUNSHINE」電車。2両編成での登場です。やっぱり今もしっかり現役で活躍してるんですね。延岡始発の宮崎空港行き普通列車731Mです。10:06に731Mが到着するのを待って、1932Dが宮崎に向けて発車していきます。
 
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▲南宮崎駅に日南カラーが2編成。奥の方は志布志から来た宮崎行き1932D。
 
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▲3番線には真っ赤な「SUNSHINE」電車が到着。延岡始発の宮崎空港行き731M。
 
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▲真っ赤と真っ黄、さんさん太陽にイルカ、南国宮崎らしい車両が並んだね。
 
 南宮崎駅にはJR九州宮崎総合鉄道事業部宮崎車両センターが置かれているし、南宮崎駅を始発終着駅とする列車も多いので、広い構内に敷かれた側線にはいろいろな車両が留置されています。1/2番線ホームからは、駅舎側の側線に停まっている九州色の気動車キハ40-8069が見えます。この車両もいつまで現役でいられるか……
 
 そしてようやく、僕が乗る列車が1番線に到着。10:20発の6009M特急「きりしま9号」鹿児島中央行きです。九州を南回りで佐世保を目指すのです。おや、この車両は、さっき1番線で見送った「きりしま4号」と同じBo-104編成ではないか。「きりしま4号」が10:00ちょうどに終点宮崎に着いて、車内整備をして10:16発の「きりしま9号」になって戻って来るという運用なのですね。 
 
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▲南宮崎駅の駅名標。奥は側線に留置中の787系車両。
 
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▲南宮崎駅構内に留置中の九州色の気動車キハ40-8069。