毎日ヶ原新聞

日本全国、時々中国、たまにもっと遠くへ、忘れちゃもったいないから、旅の記録。

日本列島縦断夏の旅(その43;最終回)

イメージ 3 ▲新千歳を離陸したCZ618便、津軽半島を左に見ながら津軽海峡を西へ抜ける。

 2006年8月27日、津軽半島。

 しかし暑い!北海道にしてまだこんなに暑いとは!南千歳駅のホームにも容赦なく日光が照りつけるので、札幌へのラストスパートへと発車していく「北斗星3号」を見送ったあと日陰に逃げ込みます。向かいの2番線ホームに入ってきたのは新千歳空港発の3871M快速「エアポート111号」でしょうか。こちらは南千歳11:13発の3882M快速「エアポート104号」で新千歳空港へ向かいます。たった3分、ひと駅のショートトリップです。

イメージ 1 ▲南千歳駅もすでに猛暑。右に見えるのは新千歳空港発小樽行き快速「エアポート111号」か。

 8月22日に特急「スーパー白鳥14号」で青森駅から始まった日本列島縦断の旅もようやく終わりに近づきました。たった6日間でしたが、ずいぶん長い旅をしてしまったような気がします。
 空いていてとてもスムースな出国審査を抜けて国際線搭乗待合室へ行くと、大きなガラス窓の向こうに、どこからやってきたのかJALのリゾッチャが着陸してくるのが見えました。僕ももう搭乗です。13:05発の中国南方航空CZ618便、瀋陽行きです。札幌~瀋陽便は2007年8月から運休になってしまい、現在も復活の兆しはありません。実家が青森にある僕には使いでのある便なので残念です。

イメージ 2 ▲どこから飛んできたのかJALのリゾッチャ。新千歳空港にて。

 さて、この記事の最後のおまけです。

 新千歳空港を離陸したCZ618便は、Y12と呼ばれる航路に沿って、函館上空を通って南下します。離陸後の機内放送でも、新潟まで南下し、それから進路を西にとって北朝鮮上空から瀋陽へ向かうとのことでした。
 ところが、津軽海峡にさしかかったところで飛行機は大きく右旋回。僕の席は左側だったので、津軽半島のてっぺんを北側から眺める形になり、左に高野崎、右に龍飛崎、まんなかのひっこんでいるところは今別、三厩のあたり、龍飛崎の右奥にでっぱって見えるのは小泊岬と、津軽半島北部が手に取るようにわかります。
 この津軽半島の姿を最後にCZ618便は日本をあとにし、西へ西へと飛び続けました。これではとても新潟上空を通ったとは思えません。その後はずっと雲に覆われて地上は見えず、どこをどう飛んだか皆目見当が付きませんが、もしかしたら津軽半島上空から西へ飛んでロシア領へ入り、それから南下して瀋陽に至ったのかもしれません。

 ともかく、旅の終わりに上空から故郷青森を眺められてよかったなと思いつつ、今回の旅の帰途に就きました。ずっと暑い毎日だったけれど、とても楽しい旅になってめでたしめでたしですヽ(^。^)丿。

イメージ 4 ▲おまけ。1枚目と同じ写真ですが地名を入れてみました。津軽半島のてっぺん、わかりますか?