北の大地を見下ろしながら
▲新千歳空港の全貌がはっきりと見えました!
2013年1月3日、飛行時間5時間超。
香港行きCX581便は新千歳空港国際線ターミナルの65番ゲートを定刻より早い15:52にプッシュバックして離れると、16:12にRWY01Lから北へ向けてテイクオフ!眼下には雪に覆われた北の大地が広がります。
すぐさま右へ大きく急旋回し続けると、右側の機窓からは、今飛び立ったばかりの新千歳空港の全貌が見えてきます。羽田空港のD滑走路ができるまでは国内で唯一滑走路を4本持つ空港でしたが、4本の滑走路がきれいに平行に並んだ姿はなかなかスマート。
▲離陸直後、眼下には真っ白い北の大地が広がります。
▲新千歳空港の全貌を東側から。
▲新千歳空港を北東から南西へ横切るようにして通り過ぎます。
新千歳空港の全貌を眺めながら北東方向から南西方向へ通り過ぎると、右手遠方には支笏湖が湖面を見せています。湖の左側に雪を薄くかぶった山が見えているのは風不死岳、樽前山ですか。支笏湖へとまっすぐに伸びている道路は苫小牧を起点にする国道276号線ですね。支笏湖の向こう側には恵庭岳、そして午後4時過ぎの北海道の空はもう夕焼け色です。
▲右手遠方に見えているのは支笏湖です。
CX581便はすぐに海上に出ました。苫小牧から室蘭にかけての海岸線を見下ろしながら太平洋上を進みます。離陸直後に東から見ていた支笏湖と樽前山を今度は南から眺める形になります。樽前山は1,041mですが山頂部分が平たく、上から真っ白いテーブルクロスをかけたように雪が積もっていて、美しいです。
▲太平洋上に出て海岸線を眺めながら南下。
▲冠雪が美しい樽前山を南側から眺めます。
室蘭までの海岸線を過ぎると、陸地は噴火湾に沿って北西へ引っ込んでしまいますが、やがてまた海岸線が眼下に見えてきます。これは、亀田半島の東岸ですね。雪をかぶっている山は大沼公園の北側に鎮座する駒ヶ岳でしょうか。
このあたりから雲が多くなってきました。地球の丸さを実感できるはるか地平線は美しいあかね色に縁取られていますが、空は徐々に暮れ色が濃くなってきました。
▲もうすぐ函館上空。冠雪がひときわ純白なのは駒ヶ岳かしら。
▲雲が多くなってきました。地平線を縁取るあかね色がキレイ。
379席仕様のB747-400がほぼ満席の機内なので、食事前のドリンクもなかなかまわってきません。まずはアサヒビールで喉を潤し、ピーナツをつまみます。ビールは何の銘柄があるのか聞けばよかった。僕は普段めったにアサヒは飲まないのだ(^_^ゝ。
B747-400ジャンボジェットのエコノミークラスは3×4×3の10列アブレストですが、最後尾3列(66、67、68番)の窓側だけは2列席になっていて、僕の今回の席はその2列席の67K席でした。周囲を見回すとエコノミークラスは全部埋まっているように見えますが、なぜか僕の隣の67H席だけは最初から空席のまま。そのおかげで、僕はけっこうゆったりと機内でくつろぐことができてラッキー。ビールを飲んでトイレに行きたくなっても気兼ねする必要がありません(^^)。
▲離陸後約20分でドリンクサービス。
機内食のサーブは、ドリンクがサーブされてから約40分後。魚料理と肉料理のチョイスがあり、僕は魚料理をチョイス。大きな白身魚(銀タラかしら)の固まりがホットミールの容器の半分を占め、味噌味のソースがたっぷりかかっています。それに白いごはんとニンジン、チンゲンサイなどの温野菜。あとはサラダと温めた丸パン、クッキー。5時間以上飛ぶフライトにしてはちょっと物足りないかな…… ま、搭乗前に新千歳空港内の北海道ラーメン道場に入っている帯広の「麺屋開高」で「十勝豚麺(白味噌)」を食べたので、まあいいんですが……(笑)
▲CX581便エコノミークラスの機内食。パンは温めてあるのがうれし。
機内食も終わり、コーヒー飲みながらシートテレビで「踊る大捜査線THE FINAL 新たなる希望」なんぞを見ている間に香港はどんどん近づいて、20:25にRWY07Lにランディング。飛行時間が丸5時間以上ですから、やっぱり札幌からだと遠いですね。2番ゲートに入ったので入国審査場までは近くてよかったですが、荷物が出てくるのはかなり遅かったです。次回、年末の香港からの帰国レポをお届けします!
▲メインディッシュは焼き白身魚に味噌味ソース。切り身どころではない大きさ。