毎日ヶ原新聞

日本全国、時々中国、たまにもっと遠くへ、忘れちゃもったいないから、旅の記録。

何かと便利な夜行便CX524便。

https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/m/mainichigaharu/20190819/20190819022550.jpg ▲食べたいわけじゃないのになぜか食べてしまうことがある。「味千ラーメン」のセット。

 2012年12月29日、夜行便、重宝します。

 年明けに青森から新千歳経由で香港へ戻ってきた話はすでにUPしましたので、今度は年末に香港から帰国したときの様子をお伝えしますね。

 香港からは、12月28日の夜(正確には日付が変わって29日の夜)、昨年北京から香港経由で帰国する際に何度か利用したキャセイパシフィック航空の夜行便に乗って帰国しました。香港01:05発の成田行きCX524便です。

 28日の御用納めの日の仕事が終わっていったん帰宅し、午後10時を回ったところで最寄りのバス停から空港行きのバスに乗ってまずは香港国際空港を目指します。

https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/m/mainichigaharu/20190819/20190819022519.jpg ▲我が家の最寄りのバス停から空港連絡バスA10ルートに乗ります。

 僕は今は香港島の南西部に住んでいるので、南部の海怡半島(South Horizon)と空港を結ぶA10番のバスが利用できます。香港島を走っているうちは停車するバス停が非常に多く、海底トンネルを抜けて九龍サイドへ出てからはハイウエイを快走します。我が家からだと乗車時間は丸1時間という感じです。

 この日は晩ごはんを食べないまま出発の準備をしていたので、さすがにハラがへりました。チェックインを済ませ出国審査場を抜けるとフードコートになっているので、そこで何か軽く食べることにします。

https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/m/mainichigaharu/20190819/20190819022554.jpg ▲香港で知らぬ人はいない「味千ラーメン」。

 しかし、夜11時半を回ると多くは店終いし、終夜営業しているのはマックなど数店舗。そこで僕は何を血迷ったか、「味千ラーメン」を食べることに。他にチョイスがなかったということかしら……

 オーダーしたのは豚トロラーメンと餃子のセット。とんこつスープと言うほど濃厚ではないあっさり白湯スープに焼き豚が数片載り、焦がし葱油が風味を出してるかな。麺はもちろんストレートで、スープはぬるめ。焼き豚も豚トロと言うほど柔らかくは全然ないです。餃子はまあまあかな。僕はどうしてここでこれを食べなければならないんだろうと悩みながらの一食でした(じゃあ食べなきゃいいんだけどさっ!)。

https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/m/mainichigaharu/20190819/20190819022618.jpg ▲焼き豚のボリュームはそこそこあって食べ応えはあります。

https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/m/mainichigaharu/20190819/20190819022559.jpg ▲焼き豚をリフトアップ。

https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/m/mainichigaharu/20190819/20190819022604.jpg ▲ストレート麺をリフトアップ!

https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/m/mainichigaharu/20190819/20190819022609.jpg ▲スープはあっさりしてます。ぬるいし。しかたないけど。空港だから。

https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/m/mainichigaharu/20190819/20190819022614.jpg ▲焼き餃子はまあまあ。たまに日本の焼き餃子が食べたくなる。

 「味千ラーメン」、確か青森にもお店があったなあ。でもきっと日本国内にある「味千ラーメン」と香港を拠点に中国大陸で展開している「味千ラーメン」は別物だろうと想像します。香港の「味千ラーメン」はもはや香港企業と考えた方が良い存在で、香港・中国式の経営方法で成功を収めているようです。

 ようやく少し腹がふくれたので、搭乗ゲート方面へと前進します。香港空港は24時間眠らぬ空港で、深夜帯も離発着便がひきもきらず、ターミナル内は多くの利用客が行き交っています。そんな中を、セントラルコンコースの奥のほうにある32番ゲートめざしてぶらぶらと歩いていきます。

https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/m/mainichigaharu/20190819/20190819022529.jpg ▲直線の長ーい通路が続くセントラルコンコースには21番ゲートから36番ゲートまでがある。

https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/m/mainichigaharu/20190819/20190819022523.jpg ▲この日の成田行きCX524便は32番ゲートから。

 32番ゲートにたどり着いてみると、スポットには既に飛行機が入っています。レジは確認することはできませんでししたが、機材はA330-300です。

 搭乗開始時刻の00:40が近づくとゲート前には長蛇の列が出現。香港人にはこのフライトの便利さが浸透しているようで、このフライトの搭乗率はいつも上々です。この日もほぼ満席という勢いではないでしょうか。

https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/m/mainichigaharu/20190819/20190819022622.jpg ▲レジは確認できませんでしたが、いつものA330-300です。

https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/m/mainichigaharu/20190819/20190819022627.jpg ▲成田到着直後から丸一日活動できるので香港人をはじめ利用客に根強い人気のCX524便。

 予定の00:40よりも少し早めに搭乗が始まり、機内はあっという間に満席状態になりました。そして、01:00頃になると、お約束のキャプテンによる機内アナウンスが入ります。この日のナリタまでの飛行時間は3時間25分を予定しており、ご存じのとおりナリタには午前6時前には下りられないので、出発時間を調整します、出発までもうちょっと待ってね~♪、というもの。

 しかしそれでも最後の乗客が乗ってしまうとさくさくとドアクローズになり、01:05にはプッシュバック開始。ほとんど時間調整なんかしていないではないか。そして01:19、あっさりとRWY07Rから離陸。順調な出発です。

 貧乏性な僕としては、せっかくなので機内食をいただきます。酢豚ライスとパスタの2種類があったので僕は酢豚ライスをチョイス。あとはグリーンサラダと丸パンとハーゲンダッツ、いたってシンプルです。

https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/m/mainichigaharu/20190819/20190819022533.jpg ▲さっき味千ラーメンを不覚にも食べてしまったなんてことは忘れて、機内食

https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/m/mainichigaharu/20190819/20190819022540.jpg ▲午前2時頃に酢豚ライスを食べるのはいいここなのかそうではないのか……

 機内食を食べて、シートテレビで映画「ボーン・レガシー」なんぞを見ているとこれがまたけっこう長い映画でなかなか終わらず、早や到着間近に。ちょうど満月だったようで、右手上方にはあまりにも冴え冴えと明るすぎる満月が懸かっています。

 その満月が見えなくなったり、また見えるようになったり。シートテレビのフライトマップと照らし合わせると、やっぱりだいぶ早く飛んできてしまったようで、房総沖でホールドがかかっています。よく見ると、他にも2機、同じエリアでホールドになっているのが見えました。我がCX524便は、結局ぐるぐると同じ場所で3周し、それからようやく着陸許可が出てみたい。このぶんの燃料がムダに費やされ、30分以上は早く降りられるはずの我々乗客もただ待たされただけ。これが日本のハブ空港を標榜する成田空港の実情でして、情けない限りです。

 CX524便は06:04にRWY34Rにランディング。その直前の06:03にはシドニーからのQF21便がランディングしていたようです。きっとホールドしていたのが見えていた飛行機ですね。成田空港第2ターミナルの到着ロビーは早朝ということもあり静かでしたが、出発ロビーは年末の出国ラッシュで超混雑していたことでしょう。さあ、年末のニッポンに帰ってきましたよ。

https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/m/mainichigaharu/20190819/20190819022545.jpg ▲成田空港第2ターミナル到着案内板。CX524便とQF21便が6時になるのを待たされてましたね。