毎日ヶ原新聞

日本全国、時々中国、たまにもっと遠くへ、忘れちゃもったいないから、旅の記録。

【社説】消えゆく鶴丸

https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/m/mainichigaharu/20190818/20190818185034.jpg ▲3月12日北京発東京成田行き日本航空JL780便のB767-300ERの尾翼には鶴丸が健在!

 3月12日から18日まで、実家の用事で一時帰国してきました。ちょうどJR全国ダイヤ改正を間にはさみましたが、今回はあまり鉄道には縁がなく、せめてと思って出かけた青森駅で迎えた「日本海3号」の記事は前回アップしたとおりです。

 さて、12日の帰国便は北京08:25発の東京成田行き日本航空JL780便。出国審査を済ませて搭乗ゲートへ進むと、搭乗予定の機材B767-300ERが出発準備中……と、よく見ると、尾翼のマークは、ををっ! 日本の翼、世界の翼、1960年から親しまれてきている「鶴丸」マークではありませんか!まだ残っていたのですね!

 あとで調べてみたら、今年の1月25日付のニュースでは、鶴丸が残っているのは国際線と国内線で1機ずつであるとのこと。そして国内線は4月中旬に、国際線は5月下旬に最後のフライト迎えるのだとか。
 ということは、今この目の前にいる、これから乗ろうとしている飛行機は、国際線最後の、そして4月中旬以降はJAL最後の鶴丸ではないか。

https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/m/mainichigaharu/20190818/20190818185041.jpg JAL最後の鶴丸が北京に。

https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/m/mainichigaharu/20190818/20190818185045.jpg 広大な敷地を誇る北京首都空港。

 というわけで、最後の鶴丸、レジナンバーJA603JのB767-300ERに乗って北京を出発しました。鶴丸もさることながら、JALの国際線に乗るのは超久しぶり。前はいつ乗ったっけ。初めて海外勤務に出発したときはJALだったなあ。確か香港行きのDC-10だった……てなことを思い出したりしていると、左のほうに雲の上に顔を出した富士山が見えてきました。まだ真っ白い雪をかぶった富士山。飛行機はこれから伊豆沖に抜けて房総半島を回って成田へのアプローチへ入るのでしょう。鶴丸とともに帰ってきた久しぶりの日本です。

https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/m/mainichigaharu/20190818/20190818185049.jpg ▲成田到着まであと30分ばかりになった頃機窓左に見えてきた富士山。