2007・年納め全国どさまわり行(その47;「海峡」の名残)
【2010年1月21日の追記】
2007年暮れのどさまわり旅日記を、書庫移設に伴い、リバイバル掲載しています。
青森駅でこうして快速「海峡」の名残と「あけぼの」や「日本海3号」の到着を見ていると、夜行列車から降り立った青森駅で快速「海峡」に乗り継いで北海道へ渡ったときのことを思い出します。日本に残った最後の客車列車の一つでした。客車の夜行列車を降りるとまた客車が待っていてくれる、そんなことができる駅は、もうどこにもありませんね……。
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2007年のクリスマス・イブの前日、とうとう東京へ戻る日がやってきてしまいました(T_T)。
この日は連れが東京から「あけぼの」に乗って青森へやってくるというので青森駅で出迎えようと思っていたらば、どうも1時間半ぐらいの遅れが出ている様子。到着は11時半頃だというので、それに合わせて青森駅へ行きました。この日はきれいに晴れ渡り、12:00発の八戸行き普通列車572Mを青森ベイブリッジが見おろしています。
八戸行きと青森ベイブリッジ。
「あけぼの」の到着を待つ間、青森駅のホームをうろうろしていたら、写真のようなものを発見。発見というか、以前から気がついてはいたのですが、いったいこの標識は何を意味しているのでしょう。14系と50系なんてなつかしいです。おそらく快速「海峡」のための標識だと思われます。数字は車両数だと思うのですが、「ボ」とか「キ」とか、どんな意味なのかしら?快速「海峡」が活躍していた頃のささやかな名残が、こうして今も青森駅に残っています。
これは14系の標識。何?
さて、「あけぼの」は11:37にようやく到着です。牽引はEF81-137、ヒサシ付きでした。妙にぴかぴかしていてかっこいいです。塗装したてなのでしょうか。寝台車のほうの行き先表示幕には「青森」という文字の下に「奥羽線経由」と記されたものもあり、往時を偲ばせてくれます。
1時間42分遅れの到着。
今も「奥羽線経由」だったらな…
ここまで待ったならアレも待とうじゃないですか。
そうです、間もなく廃止になる「日本海3号」がもうすぐ青森駅に到着します。こちらは定刻11:48に青森駅の4番線に入ってきました。おおー、先頭はトワイライトエクスプレス仕様のEF81-103ではありませんかー。真横から見ると、誰も「日本海」だなんてわかりませんですよ(^_^ゝ。
▲EF81-103に牽かれて青森に到着した「日本海3号」。廃止まであと10日。
まるでトワエク。
EF81-103は到着するとすぐに切り離されます。一方、編成の最後尾にはDE10-1765が連結されて、車両センターへ引きあげる準備です。これから16:45に「日本海2号」として青森を出発するまで、しばらく車両センターでリネン類を交換したり掃除をしたりしつつひと息入れるというわけです。
▲到着した「日本海3号」の最後尾にDE10-1765が連結されて引きあげ準備完了。