毎日ヶ原新聞

日本全国、時々中国、たまにもっと遠くへ、忘れちゃもったいないから、旅の記録。

2007・年納め全国どさまわり行(その41;田沢湖線)

【2010年1月8日の追記】

 2007年暮れのどさまわり旅日記を、書庫移設に伴い、リバイバル掲載しています。

 こうしてこの記事を読み返してみると、僕の書く記事は本当にだらだらと長くて読みにくいなと改めて痛感します。これじゃ読者も増えないわけです。前半の鶏飯だけで一本の記事になるし、後半の田沢湖線だけでも一本の記事になります。二つに分けて書けばよかった。

 さて、このときが田沢湖線普通列車の初乗車で、山深い車窓の景色を眺めながら生きたかったのですが、快調だったのは秋田から大曲までの奥羽本線区間だけで、田沢湖線に入るとあっという間に爆睡モードになってしまいました。悔しい。いつかまたチャレンジしてやる!

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イメージ 1 ▲大館の名物駅弁「鶏めし」。

 2007年12月11日(火)、青森から盛岡まで。

 12月5日に青森の実家に帰り一週間のんびり過ごし、12月11日に秋田での用務があって出かけました。この日は秋田に宿泊ですが、その翌日はまたお休みなのでどうしようかなと考えた結果、田沢湖線経由盛岡廻りで青森へ戻るルートにすることにしました。

 まずは青森から13:46発秋田行き2044M特急「かもしか4号」で出発します。14:00発の普通列車656Mでのんびり行こうかなとも思ったのですが、どうせ701系のロングシートだし、駅にも早めに着いたので、奮発して特急に乗ることにしたのです。

 昨年は「かもしか」に乗る機会が多かったので、「かもしか」カラーの485系3両編成は僕にとってすっかりおなじみの車両になりました。車内はいつものようにとても空いていて(T_T)、乗っているほうは快適です。

 さて、遅めの昼食です。車内販売でおなじみ大館駅の駅弁「鶏めし」を売っていたのでさっそく購入。昭和22年に商品化されて以来、大館に「花善」の「鶏めし」ありと言われてきた(たぶん)この駅弁、比内鶏と掛け合わせた地鶏のぶつ切りを甘辛く炊き、鶏ガラスープと醤油で炊いた「あきたこまち」の上に重ねてあって、いつ食べてもおいしいです(^o^)。瞬く間に完食し、食後のコーヒーなどを飲んでおりますと、冬至間近で日が短く、もうだいぶ暗くなった16:22、終点秋田に到着です。

イメージ 2 ▲おいしくいただきました。

イメージ 3 ▲「かもしか4号」、秋田到着。

 翌12日の朝は早いです。朝05:54発の新庄行き普通列車2428Mに乗らねばなりません。

 空はもちろんまだ真っ暗。ホームももちろん寒いです。2428Mはもちろん701系。ロングシートでやだなあと思って乗ってみると、なんと、ボックスシートがあるではないか。この日の編成はN38編成。あとで調べたところでは、地元の要望により平成12年からクロスシート改造車が登場しているとのこと。えーー、それなら今すぐ青森地区でも要望したい。ぜひ、701系の全編成クロスシート化を!!

イメージ 4 ▲秋田駅5番線ホーム、真っ暗で寒い。

イメージ 5 ▲奥羽本線秋田以南の一番列車、新庄行き普通列車2428M。

イメージ 6 ▲2428Mは秋田色701系のN38編成。

イメージ 7 ▲なんと、N38編成は701系のくせにクロスシートあり。

 秋田発車時は空いていましたが、大曲へ近づくにつれて高校生が続々乗ってきます。まだ6時台前半だというのに、もう通学時間帯??信じられない~~(+_+)。

 かなりの混雑度で06:42に大曲に到着すると、ほとんどの高校生がここで下車。なるほどー、みんな大曲市内の高校に通ってるんだなーと思いつつ、07:01発の盛岡行き普通列車824Mに乗り換えると、こちらに乗り換える高校生もけっこういます。あれれ、高校は大曲市内にあるんじゃないの??

イメージ 9 ▲ようやく明るくなってきた大曲で田沢湖線へ乗り換え。

 824Mは、数少ない、というか、一日に2本しかない田沢湖線の盛岡まで直通する普通列車。こちらも701系ですが、標準軌仕様の5000番台です。田沢湖線の普通列車に乗るのはこれが初めて。この5000番台にもクロスシートがあってうれしいです。

 またまた高校生でいっぱいになって大曲を発車。駅ごとに車内は混んでいきます。そして大曲からちょうど20分、角館に到着すると、そのほぼ全員が下車。なるほどーー みなさん角館の高校に通っていたんですねー。大曲から通う人も秋田側から大曲を経由して通う人もいるのですね。こんなに早い時間にたいへんだなー。僕は高校生の時は毎日何時に家を出ていたかなー。自転車通学だったけど。

イメージ 8 ▲標準軌の701系に乗るのはこれが初めて。

 ほとんどの乗客を降ろしてすっかり身軽になった824Mは、明るくなってきた空の下を山深く分け入り、田沢湖、そして県境越えへと進んでいきます。……が、このあたりで睡魔が…… 眠ってしまったのではこの列車にわざわざ乗った意味がない。しかし、……ネムイ……。いや、寝てはいかん!でもネムイ……。

 ……ハッ!と目が覚めたら、終点盛岡でした(T_T)。