毎日ヶ原新聞

日本全国、時々中国、たまにもっと遠くへ、忘れちゃもったいないから、旅の記録。

2007・年納め全国どさまわり行(その40;一瞬だけ小幌駅)

【2010年1月5日の追記】

 しばらくリバイバル掲載が滞ってしまいましたが、今日からまた2007年暮れのどさまわり旅日記を、書庫移設に伴って、リバイバル掲載していきたいと思います。

 本連載のほうも北海道の旅日記を書いているので中身がなんとなく似通ってしまいますがごかんべんを。

 この記事を読み直してみて気づいたのですが、僕も森駅を通過する「スーパー北斗10号」に乗ったことがあったんですね(^_^ゝ。僕にしては珍しく前方展望スペースに張り付いてしまいましたが、小幌駅、まあまあうまく撮れたんじゃないでしょうか(自画自賛)。JR北海道の駅弁予約・積み込みサービス、いいですよね。「かにめし」、また食べたくなってきちゃいました。

------------------------------------

https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/m/mainichigaharu/20190818/20190818140849.jpg ▲「スーパー北斗10号」の車内で長万部名物「かにめし」を食べました(^-^)。

 2007年12月5日(水)、いよいよ青森へ。

 札幌での用事も済み、一夜明けて12月5日、今度こそ青森の実家へ向かいます。

 札幌駅構内をうろうろし、販売が再開されたばかりの「白い恋人」をたくさん買い(この時点では「白い恋人」が置かれているおみやげやさんはまだ限られていて、開店するなり観光客が集まってきてみんなまとめ買いしてました)、スタバでコーヒーを飲んでからホームへ上がりました。

 10時を回った7・8番線ホームでまず目に止まったのは、7番線の10:20発あいの里公園行き普通列車1555D。顔つきを見て一瞬「おや、新型電車かしら」と思い、行き先を見て「あれ、札沼線は非電化のはず」と思い、そして明らかになったこのキハ201系なる車両。731系電車と協調運転ができるという驚きのハイパワー気動車でありました。

https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/m/mainichigaharu/20190818/20190818140818.jpg ハイパワー気動車キハ201系

 8番線のほうは10:18に函館から到着した5001D特急「スーパー北斗1号」が折り返しの車内整備中。整備が済めば10:37発5010D特急「スーパー北斗10号」になります。281系での運行のようです。

 あいの里公園行きのキハ201が走り去ると、次に7番線に入ってきたのは10:30発の3013M特急「スーパーカムイ13号」。おお、これが噂の新しい特急「スーパーカムイ」!ということは車両も789系に初対面??と思ってよく見ると、あれれれ、785系じゃないですか。ドア廻りには「SWA(スーパーホワイトアロー)」のロゴもそのまま残ってるし…… 789系を見損なってちょっとがっかり。

https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/m/mainichigaharu/20190818/20190818140826.jpg 785系の「スーパーカムイ」。

https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/m/mainichigaharu/20190818/20190818140831.jpg SWAロゴのままの「Sカムイ」。

https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/m/mainichigaharu/20190818/20190818140822.jpgスーパー北斗10号」に乗車。

 さて、「スーパー北斗10号」の1号車普通車指定席に乗車します。先頭車両です。となれば、JR北海道のお約束、前方展望に張り付くことになります。

 まずは沼ノ端~白老間の鉄道では日本一長い直線区間でのスピード感を堪能します。こうして前方の窓から眺めると、この区間はホントにまっすぐなんですね!気持ちがいいことこの上なし。
 苫小牧の手前では、「優駿浪漫」ロゴの様似からの日高線カラーキハ40の2228Dが左から寄り添ってきました。苫小牧を出ると、糸井あたりでしょうか、731系電車の東室蘭発苫小牧行き431Mがびゅわっとすれ違います。どうも「スーパー北斗10号」は少々遅れて運転されているようです。

https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/m/mainichigaharu/20190818/20190818140835.jpg 731系421Mとすれ違い。

https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/m/mainichigaharu/20190818/20190818140841.jpg もうすぐ長万部。外は雪。

 長万部が近づくと、車窓の景色は銀世界に変わり、雪もちらちらと舞ってきました。ここで再び前面展望席(「席」じゃないけど)に出て、秘境駅の筆頭に数えられているという「小幌」駅をチェックしてみようと思います。いろいろなかたのブログやHPによれば確かトンネルとトンネルの間にはさまったような駅だったと思うので、トンネルに入るごとに緊張します。

 そして一瞬、通り過ぎました、小幌駅!人の歩いた気配のない深い雪が積もった短いホームが印象的です。しかし、秘境駅と聞いていたので絶海の孤島的イメージがあったのですが、ホームの向こうにはなにやら大きな建物もあり(保線要員の詰め所とか倉庫でしょうか)、通り過ぎただけではそれほど秘境度が高いようには感じませんでした。

https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/m/mainichigaharu/20190818/20190818140845.jpg 小幌駅通過!

 さて、「スーパー北斗10号」では、長万部名物「かにめし」の注文を受け付けてくれます。車内販売が通りかかったときに予約をすると、長万部発車後に席まで届けに来てくれます。時間はちょうど昼時ですし、注文しない手はありません。

 10分ほど遅れて到着した長万部駅長万部名物「かなや」の「かにめし」が積み込まれ、やがて僕のところにも届けられました。うわわわーー 久しぶりです。以前いつ食べたか思い出せないほど久しぶり。作ってそれほど経っていないのでしょう、お弁当はまだほのかに温かく、ぎっしり敷き詰められたカニ具に温かいごはん、おいっしいでっすぅ~~(^O^)。

https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/m/mainichigaharu/20190818/20190818140854.jpg ▲まだほのあたたかい長万部「かなやのかにめし」。掛け値なしでおいしいです。

 「かにめし」を完食している間に列車は終点函館に近づいてきました。そしたら車内放送があり、列車が遅れている関係で、こちら「スーパー北斗10号」も函館で接続する予定の4028M特急「スーパー白鳥28号」もどちらも五稜郭に臨時停車させ、五稜郭で接続をとることになったとのこと。なるほど、なかなか臨機応変な対応です。僕も五稜郭で降りて跨線橋を渡り、「スーパー白鳥28号」に乗り換えます。ただ、「スーパー北斗10号」の先頭1号車から跨線橋まではものすごく遠く、「スーパー白鳥28号」の指定券も1号車だったのでこれまた遠く、あやうく乗り換えをしそこねるところでした(^_^ゞ。

 五稜郭で接続をとったおかげで、「スーパー白鳥28号」自体の遅れも6分ほどで済み、青函トンネルを爆走してさらに遅れを縮め、ようやくようやく、僕は青森駅に帰り着くことができたのでした。