毎日ヶ原新聞

日本全国、時々中国、たまにもっと遠くへ、忘れちゃもったいないから、旅の記録。

街の焼き芋屋さん

イメージ 1 ▲プッシュ式リヤカーでやってくる中国の焼き芋屋さん。

イメージ 2 ▲3つで約1kg、これで5.4元(=約80円)。

イメージ 3 ▲中はとろけるような甘くてジューシーでつややかなオレンジ色!

 中国で冬においしいものと言えば、僕は「焼き芋」をその筆頭に挙げます。ぜひこの中国の焼き芋をご紹介したいと思いつつもう二回目の冬になり、その冬も2月中旬を過ぎてしまいました。もう少し経つと焼き芋は街頭から姿を消してしまうので、その前にと思って写真を撮りました。

 中国の焼き芋屋さんは街頭にいます。リヤカーの上にドラム缶もどきの焼き芋焼き釜を設置し(ちょっと前までは本当にドラム缶を改造したものでした)、その中にサツマイモを入れて焼きます。釜の燃料はたぶん石炭。日本の焼き芋は色が薄めの黄色、レモンイエローという感じで、水分が少なく、ほっくりした感じです。中国のサツマイモは種類が違うのか、細長いものよりはごろんとしたカブのように丸いのが多く、中は真っ黄色、あるいはオレンジ色のような山吹色のような濃い黄色で、水分が非常に多くてぺちゃぺちゃとしています。そして甘くてとろけるようにおいしいです。

 リヤカーの写真は1月18日に吉林省集安市の市場の前で撮ったもの。おもしろいのは、中国東北地方のリヤカーは、みんな推進タイプなんです。物を載せる部分の後ろにハンドルとサドル、ペダル、後輪がついていて、この部分を前にして進みます。日本のリヤカーは引っ張って進むものなので、このプッシュ式リヤカー三輪車は新鮮です。というか、プッシュ式だと「リヤ」カーじゃないですね。

 焼き芋の接写写真は、昨日(2月15日)のお昼に、職場の近くのリヤカー芋屋から買ってきてランチとして食べたものです。いちばん大きいのは大人のこぶしよりもゆうに大きく、三つで約900グラム、これで5.4元(=約80円)でした。安くてビタミン豊富、ボリュームもたっぷりで、味もバツグン。中国の冬は焼き芋なしでは過ごせません!
 いちばん大きい焼き芋の皮をむいてみると、中はオレンジがかった濃い黄色で、水分が多くてつややかです。文字では書き表せませんが、ほんっっとにおいしいんです!!みなささんも秋冬に中国を旅行されることがありましたら、ぜひぜひ街角で売っている焼き芋にトライしてみてください。ぜったいはずしません。気に入っていただけることウケアイです!ヽ(^。^)丿