端午節は台風4号とともに(その18;茶菓もついてます)
▲シートカバーの広告は愛知県小牧市に本拠を置くパン屋さん「株式会社コモ」。
2012年6月23日、名古屋小牧までひとっ飛び。
19:55、青森発名古屋小牧行きのFDA368便の搭乗開始です。初のFDA便にいよいよ搭乗!
FDAが保有する6機のエンブラルERJ170/175のうち、1号機、2号機、4号機はERJ170で76席仕様、3号機、5号機、6号機はERJ175なのでERJ170より全長が1.8m長く、座席も2列8席多くて84席仕様ですが、これから乗るオレンジ色のJA-05FJはERJ175。ERJ170ならJAL(J-AIR)機に乗ったことがありますが、ERJ175に乗るのは初めてです。
▲ついにFDA機に搭乗。客室乗務員さんに迎えられます。
この日は僕は6A席に陣取ります。機内は2×2の4列アブレストでシートが全部で21列並んでいます。シートピッチは79cmで足下はけっこうゆったり。ボディが楕円形なので通路の天井高は2mあって、窮屈さを感じさせない造りになっています。ブルーグレーのソフトレザーシートは座り心地も良さそうです。
▲シートピッチはわりとゆったり79cmですが、後ろの外人さんはちょっと窮屈そう?(笑)
ヘッドレストにかかるカバーは全部オレンジ色。これって、機体カラーと同じ色のものがかかってるってことですか?ということはカバーを6色ぶんそろえてるということで、なかなか凝ってます。
そしてこのカバーにプリントされている広告は、「株式会社コモ」。愛知県小牧市に本社・工場があるパン屋さんのようです。日本で初めてイタリアのパネトーネ種酵母の維持管理と伝統的な製法によるパンづくりに成功した会社なのだとか。こういう広告があるのもリージョナルジェットならではのおもしろさですね。
▲「毎日クロワッサン」が人気商品ランキングNo.1だとか。
さくさくと搭乗が進んで20:03にはプッシュバックが始まり、20:11にRWY24から離陸しました。ナイトフライトなのでどこを飛んでいるかを推測する術はありませんが、機内はこの日はわりと空いていて、ゆったりとフライトを楽しめます。
シートベルトサインが消えるとすぐに機内サービス開始。僕はホットコーヒーをお願いしましたが、FDAがサーブするホットコーヒーはカルディコーヒーファームのもの。そしてなんと、今やJALのクラスJでも茶菓が付かなくなったというのに、FDAでは茶菓が付くんです!ちっちゃい一口サイズですが、甲府に本拠を置き、FDAのスポンサーとなっている菓子製造メーカー「シャトレーゼ」のチョコ・フィナンシェです。コーヒーのお茶請けにぴったりですね!
シートポケットには「安全のしおり」が入っていますが、これまたオレンジ色!「安全のしおり」も各機ごとに6色ぶん作ってるんでしょうか?すごい懲りようですね。
シートポケットにはFDAの機内誌「DREAM3776」も入っています。タイトルは富士山の標高から来ていて、これで僕もようやく富士山の高さを3,776mと覚えることができました(笑)。就航地の食や観光スポットを紹介する記事が充実していて、僕が乗ったこの月の号は青森関係の記事が多かったので、だいじに持って帰りました。
▲「安全のしおり」も機体のカラーリングに合わせてる?
順調に飛行を続けたFDA368便は、飛行時間約1時間といったところで降下開始。窓の外には名古屋の夜景が見えてきました。北からのアプローチなので名古屋駅周辺など名古屋市の中心部までは行きませんが、さすが大都市、夜景は十分に明るいです(^^)。
21:20、RWY16にランディング。そのままするするとタキシングすればものの3分ほどでスポットインです。セントレアができてから久しく来ることのなかったこの空港、着陸しただけで懐かしさがこみ上げてきます。90年代後半に香港に住んでいたとき、接続がよいので香港-名古屋-青森というルートをよく使っていたのです。もうかれこれ15年ぶりくらいに、この空港に戻ってきたというわけです。
▲名古屋小牧空港のRWY16へ向けて降下中。名古屋圏の夜景がきらめく。