毎日ヶ原新聞

日本全国、時々中国、たまにもっと遠くへ、忘れちゃもったいないから、旅の記録。

北京で一人クリスマス(2016年の年越しは青森で;その1)

イメージ 2 ▲13番ゲートには19:20発の北京行きCA1636便。

 2015年12月25日、北京のスモッグ、劣悪!

 香港から瀋陽へ移ってきてちょうど一ヶ月、瀋陽みクリスマスであります。

 11月末はちょっと寒かったんですが、今冬は瀋陽も例に漏れずかなりの暖冬で、12月に入ると、日によって最高気温がプラスになったりして、「ここは本当に瀋陽か」と思うほどの暖かさ。

 しかし、クリスマスのこの日、夕方近くになって瀋陽は雪がちらつき始め、日が暮れる頃には時々激しく降ることも。これはいかん。仕事が終わったあと、空港へ行かねばならないのだが、夕方はただでさえタクシーがつかまらないのに、この雪ではますますつかまらなくなるではないか!

イメージ 1 ▲エプロンとか、すっかり真っ白になっちゃいましたな。

 なんとか停まってくれたタクシーの中にはすでに客が一人乗っていましたが、中国ではタクシーを相乗りすることはごくあたりまえ。相乗りされるのはイヤですが、今は背に腹は代えられない。相乗りさせてもらいます!

 おかげで余裕で空港に着くことができ、ターミナル内の「バーガーキング」で食事もすることができました。エプロンとかは雪が積もってすっかり真っ白になっていて、飛行機がちゃんと飛んでくれるかが今度は心配です。

イメージ 3 ▲包頭からのCZ6456便が、定刻より30分も早く、14番ゲートに到着。

 今回は、年末年始は帰国してよいとの許可が出たので、クリスマスの25日の仕事が終わったら夜のうちに北京へ移動し、翌26日の朝の便で北京から帰国しようという計画を立てたのです。だから、瀋陽から北京行きの便が飛ばなかったりしてつまずくと、最初から目も当てられない残念なことになってしまいます。

 これから乗るのは、最終便一本前の20:30発中国南方航空CZ6115便。照明がないのかあっても点灯しないのか、CZ6115便が出発する14番ゲート前はなんだか暗くて陰気な雰囲気(笑)。

イメージ 5 ▲瀋陽桃仙空港国内線14番ゲート前はなんだかとても暗い……

 CZ6115便の一本前の北京行きは19:20発の中国国際航空CA1636便ですが、これは13番ゲートから定刻に出発していきました。順調です。

 19:26には、レジB-6783をつけたA320-200が14番ゲートにスポットインしました。これは成都発包頭経由瀋陽行きのCZ6456便で、所定では19:55到着のところ、30分も早着です。しかも、これが北京行きCZ6115便に変身するらしい。

イメージ 4 ▲到着したCZ6456便が20:30発北京行きCZ6115便に変身。

 CZ6115便は、19:55に搭乗開始。僕は非常口座席の38番A席に着席。なぜか北京行き最終の21:00発CA1626便が欠航になったらしく、CA1626便に乗る予定だった人々もCZ6115便に振り替えになって、続々と乗り込んできました。

 満席になったCZ6115便は、20:22にプッシュバックしましたが、それからデアイシングの作業が行われ、タキシングが始まったのは20:31になってから。そして20:38にRWY06から離陸しました。遅れずにちゃんと飛んでよかった。

イメージ 6 ▲短いフライトですが、スナック箱と水が配られました。

イメージ 7 ▲さっきバーガーキングをたっぷり食べたので、特に要りません。

 瀋陽から北京までは、ブロックタイム1時間40分という短いフライトですが、ミネラルウオーターのボトルとスナックの紙箱が配られます。しかし、紙箱の中は、あまりにも残念な内容。丸いパンと四角いカステラ、それとドライフルーツの小袋のみ。これだけのためにこんな立派な紙箱ですか。もったいない。さっきバーガーキングをがっつり食べた僕は、特に要りません!

 ところがびっくりしたのは、北京のスモッグ。CZ6115便は、22:03に北京首都空港RWY19に着陸しましたが、なんですかこのスモッグは。照明はオレンジ色にぼんやりと灯り、ターミナルにスポットインしている飛行機の姿もほとんどかすんで見えないではないか。

イメージ 8 ▲すごいスモッグに覆われた北京空港、よく着陸できたもんだ。

イメージ 9 ▲照明はぼんやりとオレンジ色で、遠くの飛行機はほとんど見えない。

 この一ヶ月間、瀋陽は天気の良い日が続き、空気の状態もよかったので、北京のあまりにもひどいスモッグの中に投げ込まれて、かなりびっくりです。北京の大気汚染がこんなにひどいものだったとは。

 着陸したCZ6115便は、北側の滑走路端までだらだらとタキシングし、隣の滑走路RWY18L/36Rを横断するのではなく、その北端を回り込むようにして滑走路の反対側へ抜け、第2ターミナルのオープンスポットにスポットインしたのは、着陸から22分後の22:25。すっごい遠回りだったわー。RWY18L/36Rの北端を回り込むタキシーウェイは以前はなかったと思うので、滑走路横断で離発着が妨げられるのを避けるために新しく敷設したのでしょうね。

イメージ 10 ▲CZ6115便、北京首都空港第2ターミナル近くのオープンスポットに到着。

イメージ 11 ▲スモッグの中で後ろから照明が当たって、なんかかっこいいな。